ミニマルプレップラミネートベニア ― 歯が最も美しくなる最小の切削量
ラミネートベニア治療は、単なる医療的治療を超えて審美的な美しさを追求する過程です。
目、鼻の輪郭など一般的な美容整形も美しさを追求するという治療目的は同じですが
歯のラミネートベニアには、そこにセラミックという芸術品を加える必要があるという違いがあります。
歯の形成の過程は、歯の上にラミネートベニアというセラミックの芸術品を重ねることで
歯の美しさをさらに際立たせる過程であるため
かなり複雑で繊細な過程だと言えます。
この過程でもう一つ重要なのが歯の健康です。
歯の健康は結局のところ、切削量、つまり歯をどれだけ削るかに大きく左右されます。
こうした観点から歯科医師が行うべきことはまさに
「歯が最も美しくなり得る最小の切削量」を見つけ出すことです。
切削量が少ないほど、ラミネートベニア治療後に起こりうる副作用も著しく減るため
切削を少なく抑えるための歯科医師の努力は非常に重要です。
そのためには、かなり長く複雑な診断過程が必要になります。
私は16年以上、狎鴎亭でミニマルプレップラミネートベニア治療を行いながら
自ら継続的にこの過程を研究し開発してきましたし
こうした診断と治療の過程について、歯科医師を対象に継続的に教育を行っています。
また、ラミネートベニアと他の美容整形との違いがもう一つあります。
それが耐久性という部分です。
もちろん二重まぶたの手術も時間が経つにつれて元に戻ったり、鼻の手術も後になって炎症などの問題が生じたりもします。
ラミネートベニアは長い時間が経つ中で起こりうるのが、まさにラミネートベニアの脱落です。
これもまた切削量を少なくするほど寿命が延びるため
ラミネートベニア治療で最も重要なのが、まさに歯の切削量のコントロールです。
患者様が望む改善点は
1) 歯にシミがある
2) 歯が黄ばんでいる
3) 歯と歯の間が空いて見えてギザギザしている
4) 歯が短すぎる
このようにおっしゃっていました。
矯正をしても解決できない部分であり、歯並びはすでに良い方だったため
ラミネートベニアによって改善することにしました。
ミニマルプレップラミネートベニア治療を行うことが決まったら
まずどの部分をどのように改善するのか
そのためにどのような治療が必要か
どの部位をどれだけ削るのかを事前に計画しなければなりません。
この過程を歯の形成における診断と呼びますが
私は長年の経験を通じて、この過程を体系化しています。
まず歯の比率を改善するために歯茎をどう処理するか
歯の長さをどのくらい長くするかについて計画を立てる必要があります。
この過程のために、歯をどれだけ削り、どのような形にするかをシミュレーションしてみます。
このケースはノンプレップでも可能です。
しかし、今より歯が大きくなってはいけないケースでした。
顔が小さいのに、すでに歯のサイズがかなり大きい状態だったため
今よりさらに大きくなると、顔とのバランスが合わない状態になってしまうのです。
このように歯茎の整形後、歯のミニマルプレップまで石膏模型上でシミュレーションを行います。
そして、その上にワックスで想定されるラミネートベニアの形を作ってみます。
この過程をワックスアップと呼んでいます。
自分の歯をどれだけ削る必要があるのか、どのような結果になるのかまで予測してみるものですが
歯のごく細かい部分なので、色や透明感を再現するものではなく
全体的な比率やボリューム感、おおよその形などをまず確認できます。
このワックスアップをもとに、歯を削る際に使用するガイドを作り、切削量を調整します。
ガイドはミニマルプレップラミネートベニアの過程で非常に必須の工程です。
正確な切削量のコントロールは、その後の副作用を減らす上でも非常に重要です。
歯を削った状態です。
最小限の切削のみでミニマルプレップラミネートベニアを行いました。
すべての部分にエナメル質が残っているため接着にも問題がなく
歯がしみるなどの副作用も現れません。
セラミックを用いてラミネートベニアを製作します。
極めて薄いセラミックのため、製作の工程もかなり難しいものです。
厚みは部位によって異なりますが、0.1-0.5mm程度です。
最近ではワンデー方式で1日でラミネートベニアを仕上げる方法もあります。
CAD/CAMを用いて機械でセラミックを削り出して作る方法です。
早く作れるという長所はありますが、機械加工方式の限界からいくつかの短所があります。
1) 薄く加工するのが難しい - 歯の切削を多く行う必要があります。
2) 多様な色が出ない - 通常、白すぎる仕上がりになり、人工的な印象になります。
3) 透明度が一定になる - 全体の透明度が均一に作られるため、ほとんど不透明な仕上がりになります。
結局、ワンデー方式は歯を多く削らなければならず、仕上がりも不自然になるケースが多いのです。
私どもの製作方式はハンドメイド方式で、セラミックを削り出すのではなく、積み重ねて作っていきます。
ハンドメイド方式は厚みを0.1mm単位で調整できるため
ノンプレップラミネートベニアや、今回のケースのようなミニマルプレップラミネートベニアで用いられます。
薄いだけでなく、はるかに自然で、部位ごとに色や透明度を多様に調整できるため
自然に見える美しさを追求できます。
工程の違いについては下記のリンクをクリックしてください。
左側がハンドメイド方式で作られたもので
同じものをワンデー方式でもう一つ作ったときの違いです。
厚みと表面の質感にもかなりの差が見られます。
このように薄いセラミックに、天然歯の多様な色や透明感、形とテクスチャー、凹凸と質感まですべて表現しました。
この過程には、かなりのノウハウと長年の経験が非常に重要です。
歯をある程度以上削って不自然に仕上げるラミネートベニアは、誰にでもできる工程です。
しかし最小限の切削で天然歯の感じを生かしながら美しい歯に仕上げることは
誰にでもできることではありません。
それだけ正確な診断とそれに伴う治療の過程、そしてセラミックの製作と接着まで..
長年の経験を持つドリーム歯科の強みだと言えます。
Since 2006, ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。