無切削ラミネートベニアは、すべての方に可能なのでしょうか
こんにちは。無切削ラミネートベニアのドリーム歯科医院長のパク・ジョンウクです。
審美治療は、かなり主観的な治療です。
客観的に美しいとされる基準はあるものの、
まず自分に似合う歯が美しい歯であり、
自分の目で見て美しいと感じられる歯である必要もあります。
客観的に見て、どんな肌のトーンにはどんな歯の色、
どんな顔の形にはどんな歯の形、
どんな咬み合わせ、歯列弓など歯の状態にはどんな歯の比率、といったように、
さまざまな客観的な指標はあるものの、
結局、歯の形と大きさ、色味は、
主観的に、自分で見て美しいと感じられなければならないという
制約があります。
そのため、さまざまな歯を作りながら、
一人ひとりの多様性に焦点を当てて、
可能な範囲内では、
主観的な好みに合わせることもまた、
非常に重要です。
もちろん、歯の形などに関する基本的な基準線は必要でしょう。
こうした多様性を考慮しながらも、
歯の基本的な形と色味などを整えていくことが、
審美歯科の出発点だと言えます。
特に、コロナも収束し、さまざまな国籍の方々が、
ラミネートベニア治療のために韓国を訪れるようになり、
今では、それぞれの国の好みに合わせていく必要も出てきています。
主観的な面と客観的な面の両方を考慮しながら治療するためには、
治療前の徹底した準備が欠かせません。
患者さんがラミネートベニア治療を望まれる最大の理由は、
歯を明るくしたいと望んでいるからです。
全体的に黄ばんだ印象の歯を明るくするために、ラミネートベニア治療を行うことにしましたが、
ホワイトニングはすでに何度も試されていましたが、
しみるだけで、大きな効果は感じられなかったとのことでした。
それに加えて、歯の間に見えるブラックトライアングルも改善したいとのご希望でした。
この部分がこのように黒く見えるものを、ブラックトライアングルと言います。
この部位だけでなく、歯と歯の間のあちこちに、
同じようにブラックトライアングルが見られました。
顔と歯の位置関係や、
傾きの程度、
そして突出の度合いや正中線の位置などを、綿密に観察する必要があります。
顔の形を観察し、患者さんとどのような印象の歯にしたいか話し合う必要があります。
ほとんどの場合、このように歯の色だけを不満として治療を行うケースでは、
現在の歯の形から大きく変えないほうが、満足度が高いこともあります。
ただし、現在の歯の形自体が強すぎる印象だったため、少しだけ柔らかくすることにしました。
笑ったときに、歯がかなりよく見えるタイプです。
「トレーニングされた笑顔」を持っていると表現します。
教科書的な笑顔をお持ちのため、
無切削ラミネートベニア治療では、歯茎のラインとブラックトライアングルまで、すべてが改善項目に含まれることになります。
現在の歯の大きさと比率を測定します。
歯1本ごとの横と縦の比率、
正面から見たときに見える歯と歯の比率、
歯の突出の程度を評価します。
話したり笑ったり、ぼんやりしているときの動画を用いて、
歯の露出の程度を評価します。
話すときにあのように歯全体が見える場合は、歯茎の形についても気を配る必要があります。
歯を側面から見た形を確認しながら、
歯の角度をもう一度チェックします。
ラミネートベニアのための歯の切削の程度を、
あらかじめシミュレーションしてみます。
犬歯が片側だけわずかに出っ張っていたため、
その部分については切削が必要であり、
前歯の間のブラックトライアングルを解消するためには、
その部分にわずかな切削が必要です。
それ以外の歯は、無切削ラミネートベニアで進めることにしました。
切削量が確認できたら、
歯の形について、ワックスを用いて作ってみます。
このように、顔と歯、発音と笑顔など、静的な領域と動的な領域について、
多角的な評価を行い、
こうしたデータをもとに、どのように治療するか、歯の切削量を評価し、
ワックスを用いて歯を作ってみる一連の過程を、
ワックスアップ精密診断と言います。
このように治療計画が決まると、
いよいよ治療に入ります。
計画に沿って、歯の切削を行います。
歯によって、微細切削ラミネートベニア、または
無切削ラミネートベニアで治療を進めます。
ラミネートベニアのための仮歯を作り、
歯の形について、患者さんと相談する必要があります。
ここまでが客観的なデータを用いた治療の進め方だったとすれば、
ここからは、患者さんの主観的な視点からの治療が始まります。
多くの歯科医院が、こうした客観的・主観的な治療過程を理解せず、
あいまいなまま治療を進めてしまいます。
こうした一連の過程を熟練して進めることが、
審美治療においてはとても重要です。
私が考える、顔の形に合った歯の形をベースに、
患者さんが望む形をある程度加えながら、
理想的な形と色味を見つけていきます。
人によっては透明感のある印象を好むこともあれば、
不透明なものを好むこともあります。
特に今回のように白くしたいと望まれる場合は、透明度を多く入れるのは難しくなります。
無切削ラミネートベニアと微細切削ラミネートベニアの治療が完了しました。
歯は患者さんが望んだとおり、十分に明るくなりました。
私が患者さんとこの点について話すとき、あまりに過度に明るくすることは、
おすすめしていません。
歯科医院で使用するシェードガイドの基準で、歯のホワイトニング後の明るさの中では、
中間よりやや暗めの色をおすすめしましたが、
患者さんはそれより1段階明るい色を希望されました。
このような場合、暗く作ってから明るく修正するのは難しいため、
明るめに作ったうえで、口腔内で確認しながら調整します。
歯と歯の間にあったブラックトライアングルが、
しっかりと解消されたことが確認できます。
歯茎のラインも、よく調和しています。
歯の色を明るくしながらも、
歯本来の透明感をしっかりと保っています。
歯によって、
わずかに削った歯と、無切削ラミネートベニアで進めた歯があります。
すべての歯を無切削にしていたら、
歯の大きさが大きくなりすぎて、不自然になっていたはずです。
顔がとても小さめの方だったため、この部分は妥協しにくいところでした。
歯の比率と大きさの両方が改善され、
客観的な治療という観点でも、大きく改善が見られましたし、
主観的な面でも、患者さんに大変ご満足いただけました。
自然な美しさ
Since 2006, ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。