ごく小さな欠けや狭いすき間
1~2か所の微細な欠損なら、セラミックを製作するほどの問題ではありません。
レジンとベニア
前歯の小さなすき間や欠けは、レジンでもラミネートベニアでも対応できます。一方は当日中に終わり費用も抑えられます。もう一方は数週間かかり費用も大きい。どちらが優れているかではなく、何を優先するかの問題です。
PORCELAIN VENEER The Difference
レジンは歯科医師が口の中で直接材料を盛って形を作り、光で固めます。当日終わります。ラミネートベニアは型を取り、技工所でセラミックを製作して接着します。時間がかかる分、光沢と形態を口の外で完成させられ、材料自体が着色しません。この「どこで作るか」の違いが、その後のすべての違いを生みます。
Side by Side
同じ前歯の問題を二つの材料で解決した場合の違いです。費用は当院の掲示料金で、消費税は別途です。
| 項目 | レジン | ラミネートベニア |
|---|---|---|
| 作る場所 | 口の中で直接 | 技工所で製作後に接着 |
| 所要 | 通常は当日1回 | 通常2~3週間(来院2~3回) |
| 着色 | 時間とともに辺縁から変色 | セラミック自体は着色しない |
| 光沢の維持 | 表面が徐々に粗くなる | 表面光沢が長く保たれる |
| 歯質切削 | ほぼなし(必要時に最小) | 無切削~最小切削 |
| 修理・再治療 | 盛り足しが容易 | 外れたら再製作 |
| 費用(1本) | 前歯レジン25万ウォン・すき間レジン30万ウォン | 130万ウォン(税別) |
BEFORE / AFTER
パク・ジョンウク院長がカンナム・ドリーム歯科で施術した実際のラミネートベニアのケースです。写真をタップすると術前・術後を拡大して比較できます。
上記の術前・術後写真は、カンナム・ドリーム歯科(パク・ジョンウク院長)で施術した実際の臨床ケースです。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。
Choose Resin
レジンは「仮のもの」ではありません。次の状況ではレジンのほうが合理的な選択です。
1~2か所の微細な欠損なら、セラミックを製作するほどの問題ではありません。
前歯が欠けてすぐ隠したい状況では、当日終わることが最大の利点になります。
歯肉のラインや歯の位置が変わりうる時期には、元に戻せる方法で時間を稼ぐほうが賢明です。
レジンで形を作って生活してみて、満足できればその形をベニアに移すという順序も可能です。
Choose Veneer
次に当てはまる場合、レジンで何度も手を入れるより、最初からセラミックのほうが結果的に手間が少なくなります。
{ レジンは安く始める方法、ラミネートベニアは手を入れる回数を減らす方法です。 }
Evidence
レジン修復の寿命は術者・部位・習慣による差が大きく、一つの数値では表せません。以下はセラミックラミネートベニアについて報告された値です。
13研究のメタ分析 — 累積生存率89%(追跡中央値9年)
ガラスセラミックは94%、長石系ポーセレンは87%で、合併症は破折・チッピング4%、脱離2%、著しい変色2%、二次う蝕1%でした。
Morimoto S, Albanesi RB, Sesma N, Agra CM, Braga MM. Main Clinical Outcomes of Feldspathic Porcelain and Glass-Ceramic Laminate Veneers: A Systematic Review and Meta-Analysis of Survival and Complication Rates. Int J Prosthodont. 2016;29(1):38-49. PMID 26757327
20年推定生存率82.9%(5年94.4%・10年93.5%)
84名・318症例を平均118か月追跡した研究です。失敗の44.8%はセラミックの破折で、歯ぎしりなどの異常機能がある場合は失敗リスクが7.7倍と報告されています。
Beier US, Kapferer I, Burtscher D, Dumfahrt H. Clinical performance of porcelain laminate veneers for up to 20 years. Int J Prosthodont. 2012;25(1):79-85. PMID 22259802
切削がエナメル質内にとどまれば生存率99% — 象牙質が露出すると失敗リスクは約10倍
580症例を最大12年追跡した全体生存率は86%、辺縁だけがエナメル質にある場合は94%でした。削った量よりも「どこまで削ったか」が結果を分けています。
Gurel G, Sesma N, Calamita MA, Coachman C, Morimoto S. Influence of enamel preservation on failure rates of porcelain laminate veneers. Int J Periodontics Restorative Dent. 2013;33(1):31-9. PMID 23342345
上記の数値は学術文献に報告された一般的な臨床結果であり、当院の治療成績や個人の結果を保証するものではありません。実際の経過は歯の状態・咬み合わせ・生活習慣によって異なります。
A Practical Path
今日どちらかに決めなければならないわけではありません。実際のカウンセリングでは次の順序をよくご提案します。
まず何が気になるのかを整理します
色なのか、形なのか、すき間なのかで必要な材料が変わります。
小さな問題ならレジンで仕上げます
1~2か所の微細な欠損は、あえてセラミックにしません。
形の変化が大きければシミュレーションを先に見ます
デザインを事前に確認すれば、レジンで十分かセラミックが必要かがはっきりします。
レジンで形を試すこともできます
数日生活してみて形が気に入れば、そのままセラミックに移します。
決めた後は管理方法が変わります
レジンは着色管理、ベニアは力の管理(歯ぎしり・前歯で噛みちぎる癖)が要になります。
歯の状態によって可能な範囲が異なります。お気軽にお問い合わせください。
FAQ
部位・大きさ・習慣による差が非常に大きいです。前歯のように力と着色の両方にさらされる場所では、辺縁の変色や微細な破折で手を入れ直すことがよくあります。一つの数値で断定してお伝えするのは難しいです。
可能です。ただし繰り返すたびに接着面を整え直すことになり、色を合わせるのも次第に難しくなります。回数が増えてきたら、セラミックを検討する時期です。
できます。既存のレジンを除去し、残った歯質を確認してから設計します。ただしレジンの下にう蝕があった場合は切削量が増えることがあります。
材料費と技工工程、保たれる期間が異なります。頻繁に手を入れる場所ならセラミックのほうが結果的に手間が少なく、1か所の小さな欠損ならレジンが合理的です。
狭いすき間なら可能です。ただしすき間が広いと材料を厚く盛る必要があり、形がぼてっと見え、辺縁の着色も目立ちやすくなります。
可能です。よく見える前歯4本はセラミック、目立ちにくい小さな欠損はレジンという設計もよく用います。
本ページは診療のご案内のための一般的な情報です。診断や治療方法、治療期間は患者様お一人おひとりのお口の状態によって異なる場合があり、正確な内容はご来院・検査の上でご案内いたします。
コラム
同じテーマを診療室でどう判断しているか、実際の症例とともに記した記録です。
どちらも可能な場合が多くあります。状態を拝見し、どちらが手間が少ないかを率直にお伝えします。