カンナムの削らないラミネートベニア、ポイントは自然さ
ラミネートベニア治療で最も気になり、悩むのが、
歯の切削です。
体の他の組織はほとんどが治癒します。
傷ができても治り、骨が折れても再びくっつきます。
しかし、歯はそうではありません。
一度損傷すると、二度と自然には回復しない組織です。
歯が欠けたり折れたりした場合、他の組織のように治癒を促すのではなく、
補綴治療、つまり別の材料を使って、歯の損傷した部分を置き換えていく必要があります。
そのため、必要のない場合に歯を削ることは、
決して良いこととはいえません。
歯が折れたり欠けたりして治療を行うのであれば、
それは必要な処置になります。
もし歯周炎や虫歯によって歯を抜くことになれば、
インプラントなどによる補綴が必要不可欠になります。
ここに、審美治療のジレンマが生まれます。
歯の役割を、食事をし食べ物を噛む機能に限定するのであれば、
その機能を果たす歯に損傷を与える治療は、行うべきではないでしょう。
しかし、前歯の場合には、食べ物を噛む機能よりも重要なものがあります。
それが、美しさです。
前歯の審美的な重要性は、あらためて強調するまでもありません。
コメディアンが前歯にのりを貼り付けて出てくると、人々はすぐに笑います。
前歯のわずかな変化も、人には審美的な欠点として映るものです。
誰にでも、より美しくなりたいという気持ちはあるものです。
前歯が美しくなければ、前歯の最も基本的な機能である美しさが欠けているといえます。
だからといって、ただ美しくなりたいというだけで、歯への損傷が正当化されるわけではありません。
審美治療に限らず、歯に関するあらゆる治療は、歯へのダメージを最小限にする方向で行うべきです。
こうした理由から、カンナムの削らないラミネートベニアは、審美治療の中でも最良の治療といえます。
ラミネートベニアの副作用の多くは、歯の削合から始まるため、
削らないカンナムの削らないラミネートベニアは、それだけ副作用が少ないといえます。
歯並びは良いものの、歯の形と色に問題があって来院されました。
全体的に歯がかなり黄色みを帯びており、また小さい状態でした。
本来の大きさより小さい歯のことを、矮小歯と呼びます。
上の症例で改善が必要な部分を整理すると、次の通りです。
歯が全体的に小さい
矮小歯がある
前歯の形が不自然
歯が全体的に黄ばんでいる
ここに、もう一つの問題があります。
一般にオクニと表現される状態です。
歯が舌側傾斜している状態です。
本来の位置より内側に傾いているのです。
このように5つの問題点を解決する必要がありました。
実はこれらすべてが、削らないラミネートベニアを行うための最適な条件でもあります。
歯が小さく、
歯並びが良く、
歯が出っ張っていないこと
この3つが、削らないラミネートベニアの絶対的な条件です。
すべての症例が削らないラミネートベニアで美しくなれればよいのですが、
特定の条件が合ってこそ、美しく仕上がります。
治療前に、ワックスを使ってどのように治療するかをテストしてみます。
治療過程の中で最も重要な工程はどこかと聞かれれば、
このワックスアップの過程だとお答えできます。
このようにワックスで作った歯型を使い、
実際の歯の上に、レジンという材料を使って、
歯がどのように変わるかをあらかじめテストしてみることができます。
このように作られたレジンの仮歯をもとに、
患者様とどのような形にするか、相談を進めていきます。
カンナムの削らないラミネートベニアでは、必ず歯の大きさが増します。
大きくなったサイズが不自然でないか、
歯と歯の比率は問題ないか、
歯が外側に出ることになりますが、その出方は問題ないか、
さまざまな点について話し合いながら、それに合わせてレジンの仮歯を何度も修正し、
満足のいく歯の形に合わせていきます。
セラミックの製作に入ります。
かなり薄いセラミックですが、
その中で天然歯の特性をすべて表現しなければなりません。
最近はワンデー方式のラミネートベニアが増えています。
CAD/CAMを使ってセラミックブロックをミリング(削り出し)して製作されますが、
この方式も、一つひとつ丁寧に手をかけてきちんと作れば、ある程度のレベルのラミネートベニアができますが、
急いで一日で終わらせようとするあまり、仕上がりがあまりにも人工的で不自然になってしまいます。
特に削らない治療の場合、こうしたワンデー方式では事実上不可能です。
ミリングによって製作されるため、セラミックの厚みが一定以上必要になり、
極めて薄い削らない症例には適さないのです。
ラミネートベニアを装着する前の状態です。
左右半分ずつ載せて、歯の変化を確認するために撮影しました。
お伝えした通り、歯がとても小さかったために進められた治療なので、
歯は大きく変化し、
オクニだった歯が、外側に大きく出るようになります。
もとの歯より少し明るくなっていますが、
透明感ははるかに強く持たせました。
歯全体が単色で不透明に仕上がるワンデー方式とは、
仕上がりのレベルにはっきりとした差があります。
特に重要なのは、極めて薄く製作される歯の側面の部分です。
この部分をしっかりと包み込めてこそ、質の高いラミネートベニアになります。
0.1mm前後で製作される部分であるため、
やはりワンデー方式では追いつくことができません。
非常に薄いセラミックのため、接着の際にもかなりの注意が必要です。
明るく透明感のある印象と、さまざまなディテールが生きた、
美しい天然歯の質感を最大限に生かして仕上がりました。
カンナムの削らないラミネートベニアは、長年の経験が何より重要です。
Since 2006, カンナム・ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。