コラム 削らないラミネート

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。カンナム・ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。

歯列矯正は抜歯矯正と非抜歯矯正に分かれます。

小臼歯を抜きながら矯正することを抜歯矯正といい、

抜かずに行う矯正を非抜歯矯正といいます。

通常、歯が大きく重なっていたり、

口元が突出している場合には抜歯矯正を行い、

そうでなければ非抜歯矯正を行います。

問題は、その判断が曖昧な場合です。

抜歯するには口元が引っ込みすぎてしまいそうで、

抜歯しないには空間が足りない場合……

このような場合に抜歯矯正を行うと、

歯が内側に入ってしまうことがしばしばあります。

このように歯列矯正後、歯が内側に入った状況で、

改善するための治療方法としては、

再矯正を行うか、

前歯にラミネートベニアを行う方法があります。

再矯正の場合、まず可能かどうかを判断する必要があります。

不可能な場合や、改善が見込めない場合もしばしばあります。

今回ご紹介するケースは、

歯列矯正後に歯が内側に入った状態を、削らないラミネートベニアで

改善する過程です。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真1

歯列矯正によって歯並びは良くなりましたが、

歯そのものの角度がかなり内側に入り込んでしまいました。

このように内側に入った歯を、内傾歯といいます。

再矯正は時間的な問題で不可能な状態であり、

歯に損傷のない削らないラミネートベニアが可能な状況だったため、

削らないラミネートベニアを行うことにしました。

削らないラミネートベニアが可能な条件は、

歯が小さいこと

歯並びが良いこと

歯が突出していないこと

この3つですが、

この3つすべてに当てはまるケースです。

特に、歯列矯正後に歯が内側に入ったケースは、削らないラミネートベニアにとって最も良いケースです。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真2
歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真3
歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真4
歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真5

どのようなラミネートベニアのケースであっても、

ワックスアップによる精密診断の過程は非常に重要です。

治療計画を精密に立てる過程であり、

歯の現在の状態についての精密な分析と、

治療時に必要な歯の切削量を確認でき、

治療後にラミネートベニアがどのような仕上がりになるかまで予測できます。

より詳しい内容は下記のリンクをご参照ください。

削らないラミネートベニアの場合には、

歯を削らない状態のまま、

あらかじめ予想される歯の形の仮歯を作ってみることができます。

この過程で、内側に入った歯がどれくらい改善されるか、事前に確認することができます。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真6

仮歯の形です。

患者様と歯の大きさや比率について、細部まで相談します。

削らないラミネートベニアのため、実際に仮歯を装着することはありません。

ただし、歯茎の整形を行う場合には装着することもあります。

今回のケースは歯茎の形に左右差がありますが、

歯茎の整形をご希望されなかったため、行いませんでした。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真7

ラミネートベニア製作後、

片側だけ仮に乗せて写真を撮りました。

従来の自然歯に比べて、歯が大きくなるのが分かります。

そのため、削らないラミネートベニアの条件の中に、歯が小さくなければならないという条件があるのです。

歯が大きい場合に削らないラミネートベニアを行うと、

さらに大きくなってしまうため、審美的に良い結果にはなりません。

そのため、このように正常サイズまたは小さい歯で内側に入っている場合、

削らないラミネートベニアでの治療に向いています。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真8

横から見ると、内側に入った状態が大きく改善されているのが確認できます。

特に、このように歯の側面までしっかり包み込むようにラミネートベニアを製作する必要がありますが、

この部分はかなり薄く製作されます。

ワンデー方式のようにコンピューターで設計・製作される方式では、

追いつくことのできない部分です。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真9

歯列矯正後の内側に入った歯に対する前歯のラミネートベニア治療が完了しました。

歯はより明るく、より整い、

歯の形もより良くなりました。

自然歯の立体感と形を生かしながら、

自然な色合いと透明感が表現されました。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真10
歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真11

別の角度から見ても、

歯の形と色合いの自然さが分かります。

歯列矯正後、内側に入った歯の削らないラミネートベニア — 写真12

自然な美しさ

Since 2006, カンナム・ドリーム歯科

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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