逆流性食道炎など酸によって侵食された歯の削らないラミネートベニア
こんにちは。カンナム・ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。
歯は酸にかなり弱いものです。
おそらくテレビなどさまざまなメディアで、
コーラやサイダーのような炭酸によって、
歯がどれほど早く侵食されるかという
話を聞いたことがあるはずです。
酸はさまざまな物質を侵食し、溶かします。
歯も同じです。
長期間酸性にさらされると、
歯はかなり侵食され、破壊されてしまいます。
酸性の強い食べ物をたくさん摂取しても、この現象は起こります。
食べ物の中で酸性が強いものが、
まさに赤ワインです。
酸度を表す数値にpHがありますが、
pH7が中性で、
この数字より低いと酸性になります。
数字が小さいほど強い酸性です。
赤ワインは通常pH3~4程度で、
食べ物の中ではかなり強い酸性を帯びています。
先ほど述べた炭酸飲料もかなり強い酸性です。
ほとんどの場合、口の中に残る時間が短いため、通常は問題になりませんが、
過剰に摂取すると、歯の侵食が起こることがあります。
こうした食べ物よりも歯の侵食をより多く引き起こすのが胃酸です。
胃酸はpHが2以下と、かなり強い酸性です。
胃酸が胃から逆流する場合としては、
逆流性食道炎があったり、
習慣的に嘔吐する場合、
そして妊娠によるつわりなどの場合があります。
逆流性食道炎の場合、症状が重くなければ治療せずに放置することも多く、
長期間この症状があった方には、
歯の侵食が現れるケースがかなり多く見られます。
長期間の逆流性食道炎によって歯が侵食され、
侵食された部分をレジンで治療した状態です。
レジンが度々変色し、何度も再治療を受ける必要があったため、
こうした繰り返しの治療よりも、より長期的に問題のない治療を受けるために来院されました。
口腔内から見ると、
歯が内側にかなり大きく侵食されているのが分かります。
侵食以外にも、う蝕が生じていました。
このようにすでに歯の破壊が激しい状態で、
さらに歯を削ってしまうと、
残る歯がほとんどなくなるため、歯の健康に良いはずがありません。
このように逆流性食道炎によって激しく侵食された場合には、
削らないラミネートベニアを行うことになります。
一般的な削らないラミネートベニアではなく、
サンドイッチテクニックと呼ばれる方法を使用します。
歯の内側に削らないラミネートベニアを行い、
再び外側にも削らないラミネートベニアをもう一度行うことで、
歯をサンドイッチのように前後から包み込む方法を用います。
奥歯の方も侵食が多く起きていたため、
う蝕を除去し、
ラミネートベニア方式の治療を行うことにしました。
ワックスアップによる精密診断を通じて、
治療の結果を事前に予測します。
歯の前面だけに貼り付ける一般的なラミネートベニアではなく、
前後両方にラミネートベニアを貼り付ける必要があり、
その過程が非常に精密でなければ、
正確で美しく、歯茎への刺激もなく、
寿命の長いラミネートベニア治療が可能になります。
まず、既存のレジンを除去します。
ラミネートベニアの前に、歯のう蝕もすべて治療する必要があります。
この状態で型を採得し、
まず内側に貼り付けるラミネートベニアと、奥歯側の治療を進めます。
奥歯を包み込む、
ラミネートベニア方式のセラミックが製作されました。
う蝕と既存の治療材料を除去し、侵食された部分を包み込みながらも、
歯の切削をほとんど行わないため、
歯を保護することができます。
かなり薄いながらも丈夫な材料を使用します。
歯の内側に貼り付ける削らないラミネートベニアの製作が完成しました。
サンドイッチテクニックの片面です。
逆流性食道炎によって歯のエナメル質がすべてなくなり、
象牙質だけが残っているため、接着にはかなり注意を払う必要があります。
内側面のラミネートベニアセラミックを先にセッティングしました。
奥歯の方も自然歯のような感じに治療されているのが分かります。
このように歯の外側に貼り付ける削らないラミネートベニアも完成しました。
歯の色合いと形は、自然歯の感じを最大限に生かしました。
顔の色調に合わせて、ラミネートベニア治療を受けていないように見えることを目標にしました。
う蝕と既存の材料の除去以外、歯の切削はせずに、
歯がまるで完全に生まれ変わったかのように、美しく自然になりました。
このような状態から、
このように自然でありながらも、
美しく変化しました。
逆流性食道炎によって酸蝕した歯を、
削らずに治療する、削らないサンドイッチテクニックのラミネートベニアは、
技術的に非常に難しく、かなりの経験が積み重なっていてこそ治療が可能です。
特に、このように奥歯まで
自然に切削を最小限に抑える方法で治療することは、
すでに酸による侵食がかなり進行したケースにおいて、
非常に重要です。
自然な美しさ
Since 2006, カンナム・ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。