歯そのものは問題ないが色が気になる
ホワイトニングで明るくならない変色でも、歯自体がしっかりしていれば前面を覆って色をつくり直せます。
ベニアとクラウン
見た目にはどちらも「セラミックで前歯をきれいにする治療」に見えます。しかし一方は歯の前面に薄く貼り、もう一方は歯全体を削って被せます。この違いが、歯に残る量とその後の20年を分けます。
PORCELAIN VENEER The Difference
ラミネートベニアは歯の前面(唇側)を中心に薄いセラミックを接着します。クラウンは歯を四方から削り、帽子のように全体を被せます。前歯の支台形成デザイン別に歯質の損失を実測した研究では、ベニアが歯冠の3~30%を除去したのに対し、オールセラミック・メタルセラミッククラウンは63~72%を除去しました。一度削った歯質は戻らないため、この数字がそのまま選択の重みになります。
Side by Side
同じ前歯に両方を適用した場合の違いです。費用は当院の掲示料金で、消費税は別途です。
| 項目 | ラミネートベニア | オールセラミッククラウン |
|---|---|---|
| 覆う範囲 | 主に前面(+ 切縁) | 歯の四方すべて |
| 歯質切削量(文献) | 歯冠の3~30% | 歯冠の63~72% |
| 接着の基盤 | 主にエナメル質 — 接着に有利 | 象牙質の割合が大きい |
| 神経への負担 | 相対的に少ない | 切削量が多く根管治療が必要になる場合がある |
| 適応 | 色・形・軽度の並び、歯質が十分に残る場合 | 歯質の損傷が大きい、根管治療後、強い力がかかる場合 |
| 費用(1本) | 130万ウォン(税別) | 130万ウォン |
BEFORE / AFTER
パク・ジョンウク院長がカンナム・ドリーム歯科で施術した実際のラミネートベニアのケースです。写真をタップすると術前・術後を拡大して比較できます。
上記の術前・術後写真は、カンナム・ドリーム歯科(パク・ジョンウク院長)で施術した実際の臨床ケースです。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。
Choose Veneer
歯がおおむね健康で、変えたいのが色と形であれば、ベニアが自然な選択になります。
ホワイトニングで明るくならない変色でも、歯自体がしっかりしていれば前面を覆って色をつくり直せます。
小さな側切歯、すき間、少し短い前歯は、前面の厚みと幅を調整するだけで解決する場合が多くあります。
接着はエナメル質で最も強くなります。形成がエナメル質内にとどまった場合の生存率が99%と報告された研究があるほど、この条件は重要です。
歯質を多く残せば、後に別の治療が必要になったときの選択肢が残ります。クラウンから始めると戻せません。
Choose Crown
次に当てはまる場合は、ラミネートベニアを無理に適用するよりクラウンが安全です。ベニアでできないことを無理に行うと、そこから問題が始まります。
{ ベニアでは無理な症例をベニアと呼びながら削れば、それは名前だけがベニアのクラウンです。 }
Evidence
切削量と生存率には国際学術誌に報告された値があります。判断の根拠として併せてご覧ください。
歯質切削量 — ラミネート3~30%に対しクラウン63~72%
前歯の支台形成デザイン別に歯質の損失を重量で測定した古典的研究です。同じ歯をメタルセラミッククラウン用に形成すると、唇側面ラミネートの4.3倍の歯質を失いました。
Edelhoff D, Sorensen JA. Tooth structure removal associated with various preparation designs for anterior teeth. J Prosthet Dent. 2002;87(5):503-9. PMID 12070513
切削がエナメル質内にとどまれば生存率99% — 象牙質が露出すると失敗リスクは約10倍
580症例を最大12年追跡した全体生存率は86%、辺縁だけがエナメル質にある場合は94%でした。削った量よりも「どこまで削ったか」が結果を分けています。
Gurel G, Sesma N, Calamita MA, Coachman C, Morimoto S. Influence of enamel preservation on failure rates of porcelain laminate veneers. Int J Periodontics Restorative Dent. 2013;33(1):31-9. PMID 23342345
13研究のメタ分析 — 累積生存率89%(追跡中央値9年)
ガラスセラミックは94%、長石系ポーセレンは87%で、合併症は破折・チッピング4%、脱離2%、著しい変色2%、二次う蝕1%でした。
Morimoto S, Albanesi RB, Sesma N, Agra CM, Braga MM. Main Clinical Outcomes of Feldspathic Porcelain and Glass-Ceramic Laminate Veneers: A Systematic Review and Meta-Analysis of Survival and Complication Rates. Int J Prosthodont. 2016;29(1):38-49. PMID 26757327
上記の数値は学術文献に報告された一般的な臨床結果であり、当院の治療成績や個人の結果を保証するものではありません。実際の経過は歯の状態・咬み合わせ・生活習慣によって異なります。
How We Decide
どちらかをあらかじめ決めてカウンセリングを始めることはありません。次の順に確認し、残った答えをお伝えします。
残存歯質を確認します
既存の修復物とう蝕を除去したときにどれだけ残るかが最初の分岐点です。
エナメル質の位置を見ます
辺縁をエナメル質内に置けるかどうかが、ベニア成立の条件です。
咬合と歯ぎしりを確認します
力がどこにどれだけかかるかによって、厚みと方式が変わります。
希望する変化の大きさを合わせます
歯軸を大きく変える必要があるのか、色と形を整えるだけでよいのかで答えが分かれます。
混合設計も検討します
前歯4本はベニア、すでに根管治療された1本はクラウン — 歯ごとに変えることもよくあります。
歯の状態によって可能な範囲が異なります。お気軽にお問い合わせください。
FAQ
いいえ、適応が異なります。歯質が多く残っていればベニアが有利で、すでに大きく損傷した歯や根管治療後の歯はクラウンが安全です。良い治療とは削らない治療ではなく、その歯に合った治療です。
当院の掲示料金はラミネートベニアが1本130万ウォン(税別)、前歯部オールセラミッククラウンが1本130万ウォンです。金額が同じですので、価格ではなく歯の状態でお選びいただけます。
クラウンのために削られた歯は元に戻せないため、多くはクラウンのままとなります。ただし形や色が不自然でお困りの場合は、クラウンを作り直して自然さを取り戻す方向で対応します。
セラミックの厚みはクラウンのほうがありますが、歯全体を削るぶん残る歯質が減るという代償があります。土台の歯が丈夫であれば、エナメル質に接着した薄いセラミックのほうが長持ちすることも少なくありません。
可能ですし、実際によくある設計です。ただし境目が目立たないよう、同じ工程で材料と色を揃えて製作するのが望ましいです。
切削量のスペクトラムの両端とお考えください。削らない方法は0に近く、クラウンは63~72%まで進みます。その間に微細切削・最小切削のベニアが位置します。
本ページは診療のご案内のための一般的な情報です。診断や治療方法、治療期間は患者様お一人おひとりのお口の状態によって異なる場合があり、正確な内容はご来院・検査の上でご案内いたします。
歯を見ずに決められる問題ではありません。残存歯質と咬合を確認し、二つのうち適したほうをお伝えします。