オールセラミッククラウンとラミネートベニアを同時に行うときの重要ポイント
こんにちは。カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長です。
前歯を美しくするために行う治療を、歯の審美治療と呼びます。
歯の審美治療には、オールセラミッククラウンとラミネートベニアの2つの方法があります。
オールセラミッククラウンは歯全体をかぶせる方法で、
ラミネートベニアは歯の前面だけにセラミックを貼り付ける方法です。
オールセラミッククラウンは、根管治療がされている場合や変色が激しい場合、
あるいは歯の損傷が大きい場合に行います。
状況によっては、このオールセラミッククラウンとラミネートベニアを同時に治療しなければならないケースが生じることもあります。
歯科医師の立場からすると、歯の審美治療の中でもかなり難易度の高いケースになります。
オールセラミッククラウンとラミネートベニアは、材料に違いがあります。
特に歯の変色によってクラウンを行う場合は、
変色を遮断する必要があるため、不透明な材料を使うことになります。
ラミネートベニアは、ほとんどの場合透明な材料を使用します。
そうなると、2つの歯の色味や透明度に大きな差が出てしまうことがあります。
こうした問題があるため、1本だけをクラウンにして残りをラミネートベニアにしなければならないケースでは、
ラミネートベニアで済む歯まで無理にオールセラミッククラウンで治療することもあります。
やはりラミネートベニアのほうが歯の切削量が少ないため、
歯の健康には明らかに有利です。
歯科医師が苦労するのが、こうした部分です。
クラウンとラミネートベニアの色や印象を合わせるのは大変な作業であり、
かといって全部クラウンにするには歯の切削が多すぎて、
悩みが増え、皆さん苦労されています。
私が多くの講義を行う中でよく受ける質問の一つが、
クラウンとラミネートベニアを同時に行う際のコツを教えてほしいという内容です。
古いクラウンがある状態です。
このように1本は古いクラウンで、
もう1本は根管治療がされており、すでに歯がかなり虫歯になっていて、
ラミネートベニアでは対応できない状態でした。
さらに反対側の歯も形が気に入らないということで、
ラミネートベニア治療を行うことになりました。
このようなケースで重要なのは、
片方はクラウン、片方はラミネートベニアで、
対称を合わせるのが難しくなるという点です。
半分ずつに分かれて、色味や透明感で明らかな差が出てしまうこともあります。
上の写真をご覧いただくと、右側の2本がクラウンで、左側の2本がラミネートベニアです。
クラウン側の色が、やや黄色みがかって製作されているのがお分かりいただけます。
ラミネートベニアは透明なため、下の歯の色が透けて見えます。
その透けて見える色まで考慮して製作するのです。
実際に歯に接着したときにどんな印象になるかを予測しながら、
製作する必要があるため、本当に豊富な経験が求められます。
上の写真では、左側がクラウン、右側がラミネートベニアです。
透明感の違いがはっきりと見て取れます。
極めて薄いラミネートベニアにも、
十分な厚みを持つクラウンに劣らず、多様な表現が込められています。
歯の立体的な形と表面の質感、歯先の透明感から多様な色味まで、
こうした点こそ、高級ラミネートベニアの特長だといえます。
歯に接着したときの印象もまた、
左右が統一された印象を与えます。
残っている天然歯ともよく調和しながら、
どれがクラウンで、どれがラミネートベニアなのか、
見分けがつかないほどです。
このように難易度の高い治療は、
確かに経験豊富な歯科医院が得意とするところです。
Since 2006, カンナム・ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。