歯列矯正とラミネートベニア
こんにちは。ラミスタ・アカデミーのディレクター、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長です。
ラミネートベニア治療を相談に来られる方の中には、
ラミネートベニアではなく矯正治療が必要なケースが少なくありません。
歯の形や色は正常でも、歯並びが悪い場合は歯列矯正を行う必要があります。
逆に、歯の形や色に問題があって、
歯列矯正の後にラミネートベニアを行うケースもよくあります。
矯正後にラミネートベニアが必要になる理由はさまざまです。
4月末に、私が矯正学会でこの内容について講演することになり、
その内容を歯科医師の先生方と共有したいと思います。
1.歯列矯正後に内傾歯になった場合
歯列矯正を行った後に内傾歯になるケースがよくあります。
抜歯矯正と非抜歯矯正の境界線上にある方に、こうしたケースが起こります。
抜歯矯正をするには過剰で、非抜歯にすると口元が出そうな場合、
抜歯矯正を行うと内傾歯になることがあります。
このような場合、患者様から笑顔が美しくない、
話したり笑ったりするときに歯がほとんど見えないというお声をいただくことがあります。
ほとんどが矯正学的にやむを得ないケースであるため、
ラミネートベニアで治療することになります。
多くの場合、削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアを行います。
歯並びは良く、歯を現在よりも前に出す必要があるケースなので、
削らないラミネートベニアが可能です。
このように矯正によって内傾歯になった場合は、
削らないラミネートベニアで、より美しい歯を作ることができます。
2. 矮小歯
歯列矯正をしたものの、矮小歯のせいで、
歯がきれいに見えない場合、これも削らないラミネートベニアで対応可能です。
矯正後の内傾歯や矮小歯のケースについて、私が歯科医師向けに行う講義では、
必ずラミネートベニア治療を試してみるようお伝えしています。
歯を削らずに、かなり良い結果が得られるケースが多くあります。
矮小歯は、ほとんどの場合、前歯の隣の歯、つまり側切歯に多く見られます。
矯正治療を行う歯科医師であれば、
こうした場合どう対応すべきか、悩まれることが多いと思います。
矯正後にラミネートベニアを行うか、矯正だけで隙間をすべて閉じるか、判断に迷うところです。
この判断のためには、歯の比率についての診断が必要だと考えます。
矮小歯があまり小さくなければ、隙間を閉じてから決めても構いません。
このケースは中切歯の形の関係で、
隙間を閉じてしまうと、歯の大きさの違いによって審美的に良い結果が得られません。
このように削らないラミネートベニアを通じて、天然歯とよく調和した審美的な結果が得られます。
3. ブラックトライアングル
成人矯正が増えるにつれて、矯正後にブラックトライアングルができるケースも増えています。
このように前歯の間に三角形の黒い部分が見えることをブラックトライアングルと呼びます。
歯の形のためだったり、歯茎の問題のためだったり、あるいは加齢のためだったりと、
原因はさまざまですが、矯正後に多く現れます。
ブラックトライアングルは、ラミネートベニアで治療するのが非常に難しいケースです。
このようなケースのラミネートベニア治療には、より多くの臨床経験を積んでから取り組むことをおすすめします。
私が行うラミネートベニア講義では、ブラックトライアングルについてより深く扱います。
4月の矯正専門医の先生方とのラミネートベニア講義にも、私自身とても期待しています。
短い時間ではありますが、精一杯務めさせていただきます。
また、5月の定例ラミネートベニア講義が開設されました。
理論講義と実習講義の教室が異なりますので、必ずご確認ください。
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。