コラム 再治療

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。

前回の投稿では、人工的で不自然なラミネートを

自然な歯へと再治療する内容の記事を掲載しました。

不自然なラミネートの最大の特徴は、

不透明であまりにも白い歯であることです。

また別の面で不自然になり得るのが、

セラミックの選択を誤ることで、

暗く見えてしまうラミネートです。

私が行うラミネートはハンドメイド方式であるため、

多様な透明・不透明の質感を生かすことができますが、

コンピューターによってデザインされ、

機械によるミリングで作られるラミネートは、

透明度の調整ができません。

歯全体をたった一つの透明度で作らなければならないため、

望まない結果になりやすいのです。

まず、ハンドメイド方式とコンピューターで1日で製作される

ラミネートの違いについては下記のリンクをご参照ください。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真1

ラミネート治療が行われている状態です。

前回の投稿で見たケースと比較してみると、

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真2

何か印象の違いがありますよね?

セラミックの透明度に差があるのです。

上の写真は透明度のあるセラミックを使用したもので、

下の写真は透明度がほとんどないセラミックを使用したものです。

天然歯にはある程度の透明感があるため、

透明度のあるセラミックを選択する場合があります。

問題は、天然歯は部位ごとに透明度が異なるのに対し、

このようにコンピューターで1日で製作される方式は、先ほど申し上げたとおり、

歯全体が一つの透明度で作られるため、

問題が生じます。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真3

写真を改めて見ると、

対称であるべき歯の大きさが異なっている点も問題であり、

歯ごとに色がまったく異なって見えることも問題になります。

透明度のあるセラミックを使用すると、

歯の色がにじみ出てくることになりますが、

歯の削合量や本来の色によって、ラミネート治療後の色がそれぞれ違って見えることがあります。

ある意味、透明なセラミックを使用することは、仕上がりにおいて

リスクを伴うことでもあります。

そのためワンデー方式ではほとんど不透明なセラミックが使用されることになり、

まるでキシリトールガムをずらりと貼り付けたような印象になってしまいます。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真4
人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真5
人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真6
人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真7

現在の歯を分析し、

どのように修正するかについて、

ワックスを使ってあらかじめ作ってみる、

ワックスアップによる精密診断を行います。

再治療に至った理由をしっかりと把握する必要があります。

より自然な印象での再治療を希望されていたため、

歯の形、モデリング、比率、そして透明感まで、

ほぼすべての部分を改善する必要があります。

ラミネートの除去が非常に重要です。

ほとんどが削って除去していますが、歯へのダメージが大きくなりがちです。

レーザーを用いたラミネートの除去は、

歯へのダメージを最小限に抑えることができます。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真8
人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真9

レーザーを用いて、

ラミネートを除去しました。

思ったよりも多く削られていたケースでした。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真10

仮歯を用いて、

どのような印象に変えるかについて、患者様と十分に話し合う必要があります。

仮歯を用いて、歯のボリューム感、長さ、比率など多くの部分を決定し、

セラミックでラミネートの製作に入ります。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真11

より生き生きとした躍動感のある自然な印象で、

治療が完了しました。

歯の表面のテクスチャーまで自然に再現しました。

立体感もよく生きています。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真12
人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真13

歯の一本一本がすべて自然な形をしています。

人工的なラミネートを自然なラミネートへ再治療 第2部 — 写真14

治療前の様子と比較してみると、

明らかに良くなったことがわかります。

自然な歯と人工的な歯について、

人によって好みが分かれることがあります。

自然な歯に仕上げる過程は、

人工的な歯を作る過程よりも比較にならないほど手間がかかり、難易度の高い過程です。

多くの歯科医院が、自然なラミネートよりも、

簡単に作れる人工的な形で治療を行う理由も、

こうした技術的な部分によるところが大きいのです。

Since 2006, ドリーム歯科

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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