ラミネートベニアの種類と製作工程における重要な違い
こんにちは、ラミスタ・アカデミー ディレクター、ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。
ラミネートベニア治療を検討している患者様も、
ラミネートベニア治療を行う歯科医師も、どちらも入念な準備を要する治療のようです。
当院にご相談にいらっしゃる患者様の多くは、
すでに複数の歯科医院でカウンセリングを受けた状態でお越しになります。
インターネットでたくさん調べてからいらっしゃることもあります。
歯科医師の側も、セミナーや書籍を通じて多くの学びを重ねる必要があります。
他の治療とは違い、歯科大学ではラミネートベニアについて
教える内容が非常に少ないのが実情です。おそらくほとんど教えられていないのではないかと思います。
歯科臨床の多くは、歯科大学で学んだ内容だけでは対応しきれません。
卒業後も講義やセミナーを通じて学び続けなければならないことが数多くあります。
私がラミスタ・アカデミーを立ち上げたのも、
『최소 삭제를 위한 라미네이트 임상』(最小削除のためのラミネート臨床)を出版することになったのも、
歯科医師たちがラミネートベニアについて
より体系的に学び、より良い診療を行えるようにするためです。
まず、ラミネートベニア治療の前に必ず知っておくべきことを考えてみたいと思います。
多くの歯科医院が「当院独自のラミネートベニア素材、
当院独自のラミネートベニア方式」について広告をしています。
中には、当院が行っているのは
ラミネートベニアではなく別の治療だ、とまで謳っている医院もあります。
歯の形を変える過程、つまり目や鼻を整形するように歯を成形することを「歯の成形」といいます。
歯の成形方法には、ラミネートベニアとオールセラミッククラウンの2つがありますが、
オールセラミッククラウンは歯全体を覆う方法であり、
ラミネートベニアは、歯の前面にのみ薄いセラミックを貼り付ける方法です。
このラミネートベニアを略して「ラミネート」と呼びます。
治療方法の総称として、この工程を経るすべての治療がラミネートベニアです。
名前だけ変えたからといって、別の治療になるわけではありませんし、
特定のラミネートベニアだけが歯を保護する治療になるわけでもありません。
一部の歯科医院の誇大広告に惑わされないでいただきたいと思います。
このラミネートベニアは、セラミックの製作方法によっていくつかに分類できます。
1. ワンデー方式
コンピューターによって製作される方式を「ワンデー方式」と呼びます。
やや専門的にはCAD/CAM方式とも呼ばれますが、
ほとんどの場合、1日で治療を終えることを目標としているため、ワンデー方式と呼ばれています。
コンピューターによってデザインおよび加工される方式ですが、
単一のセラミックのみで製作されるため、審美的な限界があることもあります。
この方式が良い悪いという話は別として、
うまく活用すれば大量生産が可能であるため、
審美的な結果よりも……
大型歯科医院が早く、大量に、安く作れる方法になってしまいました。
非常に残念なことだと言わざるを得ません。
ラミネートベニア治療は、商業的な側面以外にも、
審美性が非常に重要な治療なのですが、
このように商業的な側面だけで扱われる問題によって、
悪用されているのではないかという懸念があります。
ワンデー方式による代表的な結果の一つです。
あまりにも見るからにそれと分かる、不自然なラミネートベニア治療になってしまいます。
天然歯の特性を一切表現せず、
ただ白くするだけでは、審美的とはいえません。
2. ハンドメイド方式
文字通り、熟練したセラミストが一つひとつ手作業で製作する方法です。
このように手間がかかり長い工程を経て製作されるため、
大量生産が不可能な方法です。
セラミックを何層にも重ねて製作しますが、
天然歯は単一の色や透明度でできているわけではなく、
部位ごとに透明感や色合いが異なるため、そうした特性をすべて再現するための工程です。
このように、ラミネートベニアの製作過程でセラミックを積み重ねる工程を「ビルドアップ」といいます。
人によって、歯によってそれぞれ異なるため、
一つひとつ手作業で仕上げてこそ、天然歯の質感をすべて表現することができます。
このようにして製作された歯は、
天然歯の色合いと透明感をどちらも表現できるようになります。
このように、製作方法によって異なる印象のラミネートベニアが仕上がります。
白く不透明な歯を望むのであればワンデー方式でも可能かもしれませんが、
自然で美しい歯を望むのであれば、
ハンドメイド方式の中でも、セラミックを積み重ねるビルドアップ工程が必ず必要です。
ラミネートベニアの書籍の出版と、
セミナーについてのご案内です。
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。