ラミネート再治療を行った症例
こんにちは。ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。
最近、科学技術分野の進歩には目を見張るものがあります。
特にAI(人工知能)の分野は、もはや人間を超えているのではないか…
いや、むしろすでに超えているのではないかと思うほど、
かなりのスピードで進んでいます。
ChatGPTのようなAIを見ていると、
子どもの頃に見た映画『ターミネーター』のスカイネットや、
そのほか数多くの映画や漫画に登場したAIを思い出させます。
以前は想像するだけだったことがこうして現実になると、
不思議な気持ちにもなりますし、正直なところ…かなり怖くもあります。
こうした技術の発達は、医療分野でも目覚ましいものがあります。
歯科の分野でもデジタル技術が数多く導入され、
非常に複雑で大変な治療を、簡単に行えるケースが増えています。
審美分野でも、こうした技術を導入しようとする試みは常にあります。
問題は、技術発達のスピードにも差があるということで、
歯科の領域では、機能的な部分を代替するほとんどの治療は、
デジタルへと転換されましたが、
審美的な部分については、まだデジタルに完全に移行するには無理がある状況です。
現在、多くの歯科医院…というより、ほとんどの歯科医院がデジタル技術を用いて、
ラミネートやオールセラミッククラウンを製作していますが、
その長所と短所があまりにも明確であるため……
そのため、こうしてワンデー方式でラミネートを行った後、
再治療を行うケースが時折あります。
ラミネートの再治療は治療過程自体も難しいのですが、
望む結果を作り出す必要があるため、
セラミックを製作する過程も大変です。
4本の歯がラミネートになっています。
かなり審美的で主観的な部分ではありますが、
歯全体が同じ色で、かなり不透明な状態です。
こうした印象を好まれる方であれば、
コンピューターでデザインされ、機械が削り出す方式で治療されるのも良いでしょう。
通常、1日または2〜3日以内に治療が完了するという長所があります。
このようにコンピューターによって製作される方式を、ワンデー方式のラミネート、あるいはCAD/CAM方式のラミネートと呼びます。
最近はこうした方式でラミネートを作る歯科医院が圧倒的多数を占めているため、
互いに差別化ができないため、各歯科医院が「ラミネート」という表現をあまり使わずに、
まるで別の治療であるかのように、それぞれ独自の名前を付けているようです。
結局、すべてラミネートです。
ラミネートというのは、治療方法に対する総称であって、
商品名ではありません。
各歯科医院が、かっこいい商品名を独自に付けているだけなのです。
天然歯であれば、
そして若い歯であれば当然備わっているべきものが、
歯の透明な質感です。
若い歯はエナメル質層の特性によって透明感がありますが、
年齢を重ねるにつれてエナメル質層が薄くなり、
透明感が失われていきます。
そして、天然歯には立体感があります。
コンピューターで作られるワンデー方式のラミネートの特徴の一つが、
立体感がないということです。
実は、コンピューターによって製作された直後は立体感があります。
問題は、厚みがありすぎるということです。
技術的に、ある一定以上薄く作ることができないため、
ほとんどの場合、加工されたラミネートのセラミックを、
手作業で削って薄くします。
この過程で、コンピューターによって作られた立体感や形はすべて失われ、
1日で仕上げようとするあまり、急いで無理に手で削ってしまうため、
平坦で扁平な、不自然な形になってしまいます。
もちろん、こうした印象を好まれる方もいらっしゃるため、
これを一概に問題だと言うのは難しいでしょう。
上の患者さんは、そうした不透明で全体が同じ色の、
平坦な印象がお嫌だったため、ラミネートの再治療を行うことにしました。
まず、ラミネートを除去します。
除去する際に丁寧に行わないと、歯にダメージを与えやすくなります。
レーザーを用いれば、歯へのダメージを最小限に抑えることができます。
当院がラミネートを製作する方法は、
セラミックの専門家であるセラミストの手によって製作されます。
一層一層、天然歯の構造を作り上げるように、
セラミックを一層ずつ積み重ねていきます。
デジタルによる製作方式との違いについては、下記のリンクをご参照ください。
このようにして、ラミネートの再治療が完了しました。
透明感を保ちながら自然な立体感を生かし、
歯の部位ごとに、天然歯のように色味を加えました。
ラミネート再治療の前後の写真を比較すると、
天然歯の質感がどのようなものか、お分かりいただけます。
服に例えるなら、コンピューターで作られる方式は、いわば大量生産されるSPAブランドのような印象であり、
手作業で作られる方法は、職人が一針一針仕上げる高級ブランド品と言えるでしょう。
Since 2006, ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。