矯正後のホワイトスポットと変色を、削らないラミネートベニアで解決しました
こんにちは。狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科、パク・ジョンウク院長です。
今日は矯正後の削らないラミネートベニアの症例をご紹介します。
「矯正は終わったのに歯に変色ができました」
「ホワイトスポットが消えません」
削らないラミネートベニアで解決できます。
矯正後にできたホワイトスポットと変色
写真1は初診時の患者様の歯です。
どのような問題があるのでしょうか。
矯正ブラケットの周囲に初期う蝕ができています。
矯正中はブラケット周りの歯磨きが難しかったのです。その部分にホワイトスポット(White spot)ができました。白く脱灰した部分です。
変色も一緒に見られます。ブラケットが付いていた部分とそうでない部分とで、色の差が出ています。
矯正自体は無事に終わったのに、歯の表面がきれいでない状態です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
矯正中は、ブラケット周りの歯磨きが本当に難しいものです。
どれだけ丁寧に磨いても、ブラケットと歯の間にプラークがたまりやすくなります。すると、その部分に初期う蝕(脱灰)が起こります。
ブラケットを外すと、その跡がホワイトスポットとして残ります。ホワイトニングをしても消えません。むしろ、より目立ってしまうこともあります。
削らないラミネートベニアで解決
このような症例は、削らないラミネートベニアで解決できます。
なぜ削らずに済むのでしょうか。
矯正を終えた歯は、多くの場合歯並びが整っています。
また、矯正後は歯が出っ張っていません。むしろ内側に入っている場合が多くあります。
歯の大きさも、通常は小さめか標準的です。
削らないラミネートベニアの3つの条件を覚えていらっしゃいますか。
歯が小さいこと
歯並びが整っていること
出っ張っていないこと
矯正後の歯は、この条件を満たしている場合が多くあります。
そのため、矯正後のラミネートベニアは削らないケースが多いのです。
治療後: 自然な表面の質感
写真2、3、4、5は削らないラミネートベニア後の様子です。
ホワイトスポットと変色が消えました
ブラケット周りのホワイトスポットが完全に覆われました。
変色もまったく見られません。
きれいで均一な歯の表面になりました。
表面の質感の表現にこだわりました
ここに重要なポイントがあります。
歯の表面の質感の表現にこだわりました。
天然歯は滑らかですが、完全に平坦ではありません。微細な凹凸と質感があります。
光を受けると、繊細に反射します。
こうした自然な表面の質感を、そのまま再現しました。
そのため、ラミネートベニアをしたようには見えません。ただきれいで健康な天然歯のように見えます。
削らずに歯を100%保存
最も良い点は、歯をまったく削らなかったということです。
ホワイトスポットと変色さえ隠せればよいからです。
健康な歯の構造は100%そのまま保存しました。
矯正後のラミネートベニアで削らないケースが多い理由
理由1: 歯並びが整っている
矯正の目的は歯並びを整えることです。
矯正後は歯並びが整っています。削らないラミネートベニアの1つ目の条件を満たします。
理由2: 突出していない
矯正後は歯が前方に突き出ていません。
むしろ内側に整えられた場合が多く、削らずに前面へセラミックを付けても過度に出っ張りません。
理由3: 形の変化が大きくない
矯正後のラミネートベニアは、通常、色や表面の問題を解決することが目的です。
ホワイトスポットや変色、わずかな形の改善程度です。歯の大きさを大きく変える必要がないため、削らない治療で十分です。
ホワイトスポットは、ホワイトニングでは解決しません
なぜホワイトニングでは解決しないのでしょうか。
ホワイトスポットは脱灰したエナメル質です。
ホワイトニングは色素を除去する治療です。脱灰した構造そのものを変えることはできません。
むしろホワイトニングをすると、正常な部位だけがより白くなり、ホワイトスポットがさらに目立ってしまうことがあります。
レジン浸透治療は?
初期であればレジン浸透(Resin infiltration)治療を試みることもできます。
しかし、完全になくすのは難しく、特に範囲が広かったり変色を伴っていたりする場合には限界があります。
ラミネートベニアが確実な解決策
ラミネートベニアはホワイトスポットを完全に覆い隠します。
セラミックで覆うため確実です。変色も同時に解決されます。
矯正後、条件が合えば削らずに治療できます。
自然な表面の質感の秘密
ビルドアップ方式だからこそ可能です
カンナム・ドリーム歯科は多層ビルドアップ方式で製作します。
複数の種類のセラミックを一層ずつ積み上げます。最後に、表面の質感を繊細に表現します。
天然歯の微細な凹凸、光の反射、艶までも再現します。
ワンデー方式との違い
1つのセラミックブロックを削り出すワンデー方式は、表面の質感の表現が難しいものです。
のっぺりとして人工的に見えます。
ビルドアップ方式は、天然歯のあらゆる特徴を再現できます。
カンナム・ドリーム歯科の矯正後の削らないラミネートベニア
狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科では、矯正後の削らないラミネートベニアを数多く手がけてきました。
的確な適応症の判断
削らずに済むかどうかを正確に判断します。条件が合えば削らずに、合わなければ最小限の切削で進めます。
自然な表面の質感
表面の質感まで繊細に再現します。ラミネートベニアをした感じが出ません。
歯の保存を最優先
削らずに済むなら削りません。患者様の歯の健康が最優先です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 矯正後のホワイトスポットは、ホワイトニングでは治せませんか。
A. はい、ホワイトニングでは解決しません。ホワイトスポットは脱灰したエナメル質の構造の問題であり、ホワイトニングは色素を除去する治療です。むしろホワイトニングをすると正常な部位だけがより白くなり、ホワイトスポットがさらに目立つことがあります。初期であればレジン浸透治療を試みることもできますが、完全になくすのは難しいです。ラミネートベニアが確実な解決策であり、矯正後に条件が合えば削らずに治療できます。
Q2. 矯正後のラミネートベニアは、なぜ削らないケースが多いのですか。
A. 矯正後の歯は、削らないラミネートベニアの3つの条件を満たしている場合が多いためです。1つ目は、歯並びが整っていること(矯正の目的)。2つ目は、歯が前方に突出していないこと。3つ目は、多くの場合、色や表面の問題を解決することが目的のため、歯の大きさを大きく変える必要がないことです。そのため、歯を削らずに前面へセラミックを付ける削らないラミネートベニアが可能になります。
Q3. 削らないラミネートベニアでも自然な仕上がりになりますか。
A. はい、自然に仕上げることが核心です。特に表面の質感の表現が重要です。カンナム・ドリーム歯科は多層ビルドアップ方式で製作し、天然歯の微細な凹凸、光の反射、艶までも再現します。ラミネートベニアをした感じが出ず、きれいで健康な天然歯のように見えます。20年の経験で、自然な削らないラミネートベニアを完成させます。
本記事は、狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科パク・ジョンウク院長の実際の臨床経験に基づいて作成されました。20年にわたり審美治療を行っており、矯正後の削らないラミネートベニアを数多く手がけてきました。韓国初のラミネートベニア教科書を出版しました。
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。