コラム 再治療

前歯ラミネートベニアの再治療症例

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。

古いラミネートベニアの再治療を行う理由はさまざまです。

以前はラミネートの素材や接着剤の性能が弱かったため、

脱落や破折が最も大きな原因でした。

最近はセラミックの性能が大きく向上し、

接着力も向上したため、脱落や破折が起こるケースはあまり多くありません。

そのため、長期間使用するうちに

歯の位置が変わったり、

歯茎の形が変化したりして、

審美的に悪くなり、再治療を受けるケースの方がはるかに多いのです。

特に歯の移動によって

位置がずれると、歯が突出して見えるだけでなく、

元の自然な歯の時よりも、さらにゆがんで見えるようになります。

前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真1

前歯2本にラミネートベニアの治療がされている状態です。

問題は、ラミネート治療後に前歯2本だけがどんどん前方に出てきて、

うさぎの歯のようになってしまったことです。

歯も大きく作られていたため、

出っ歯とうさぎ歯が合わさったような印象になっていました。

ラミネート自体が割れたり外れたりはしていませんでしたが、

審美的な目的でラミネートの再治療を行うことにしました。

ラミネートの再治療で最も重要なのは、既存のラミネートの除去です。

先ほどお伝えした通り、ラミネートの素材が向上したことで、

セラミックも硬くなり、接着剤の性能も上がったため、

除去が非常に難しくなっています。

一般的にラミネートは削って除去します。

多くの場合、歯にダメージが生じてしまいます。

歯を全く傷つけずに除去することは実際には不可能で、

ダメージを最小限に抑える必要がありますが、

レーザーを利用した除去は、これまでの方法の中で

最もダメージの少ない方法です。

前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真2
前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真3
前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真4
前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真5

どのように治療するか、あらかじめ計画を立てて進めていきます。

2本の歯に加えて、両側の側切歯まで

ラミネートを行うことにしました。

4本の歯を治療することで、

より整った、バランスの良い見た目へと生まれ変わるのです。

前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真6

前歯のラミネートを除去した状態ですが、

すでに歯が大きく削られており、

とても心が痛むケースでした。

側切歯は削らない(ノンプレップ)方針で進めることにしました。

前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真7

うさぎの歯のように突出した歯を、できるだけ内側に収めていきます。

セラミックが極めて薄くなるしかない状況です。

歯をこれ以上削ることはできないからです。

できるだけ薄いセラミックを使用して、

ラミネートを製作します。

両側の側切歯とセラミックの厚みが異なる状況で、

ラミネートの色を合わせるのはかなり難しい作業です。

前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真8
前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真9
前歯ラミネートベニアの再治療症例 — 写真10

歯のバランスも良くなり、

歯の色も明るくなるよう治療を仕上げました。

今回のラミネート再治療で最も難しかったのは、

薄いセラミックで歯の色をカバーしながら、

他の歯と色味を合わせる過程でした。

結果はとても良く、満足のいく治療となりました。

ラミネートの再治療には、経験とノウハウが非常に重要です。

Since 2006, ドリーム歯科

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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