細部を生かすラミネートベニア・オールセラミッククラウンの再治療
こんにちは。カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長です。
ラミネートベニアやオールセラミッククラウンに限らず、
ほとんどの歯科治療には寿命があります。
歯はほかの人体組織と異なり、
再生しないため、
歯が損なわれると、歯ではない別の材料で置き換える必要があります。
虫歯ができたり、
何らかの理由で歯が欠けたりした場合、
皮膚や筋肉のように薬を塗れば歯が再生するわけではなく、
セラミックやレジン、または金やアマルガムなどの
別の材料で、その部分を埋める必要がありますが、
この材料自体にも寿命があり、
もう一つ、
こうした材料と歯を接着する方法にも寿命があります。
材料自体の寿命と、歯との接着の寿命という
二つの要素があるため、
どの材料を使ったか、どのように接着したかによって、
寿命は大きく変わります。
前歯は奥歯と違い、金やアマルガムのような金属では
治療できません。
セラミックやレジンなど、歯の色に近い材料を使いますが、
こうした歯の色に近い材料の特徴は、歯に接着することです。
金やアマルガムのような金属は歯に接着するのではなく、きつくはめ込む方法です。
接着できるという特徴により、ラミネートベニアという治療が可能になりました。
ただし、接着そのものの寿命は10-15年ほどで、
セラミック自体にも寿命があるため、
ほとんどの補綴物の寿命は5-10年程度と考えられています。
このように長い時間が経過し、脱離または破折したオールセラミッククラウンや
ラミネートベニアは、再治療が必要です。
治療から長い時間がたち、
破折したオールセラミッククラウンの症例です。
破折も問題ですが、
歯の形も良い状態ではありません。
破折への対応とともに、歯の形も整えることにしました。
歯ごとに色が異なりますが、
まず破折した歯は、破折線に沿って着色しており、
変色しているように見えます。
前歯とその隣の歯にわずかな色の違いが見られ、
このような細かな点も改善する必要があります。
治療前に、どのように治療するか計画を立てます。
顔立ちにまったく合っていない歯の形を、
顔に調和する形へ変えることにしました。
このような再治療の症例で重要なのは、
現在の状態を精密に分析することです。
破折によりオールセラミッククラウンやラミネートベニアを再治療する場合も、
なぜ破折したのか、審美面でどこを改善すべきかを
正確に把握したうえで治療を進める必要があります。
オールセラミッククラウンを取り外しました。
なぜラミネートベニアではなくオールセラミッククラウンにしたのか、
現時点では確認できませんが、
歯の切削量が多く、非常に惜しまれる症例です。
仮歯を作製して、
歯の形や比率、大きさ、突出の程度を確認し、
患者さんと相談します。
仮歯の形に納得いただいてから、
セラミック製オールセラミッククラウンの作製に入ります。
治療が終わりました。
歯の色は以前より明るく、晴れやかな印象にし、
歯の透明感をできる限り生かしました。
歯の形には大きな変化がありますが、
以前の形は一般的に美しいと感じられる形とは少し異なっていたため、
より細部までデザインしました。
別の角度から見ても、
歯の形と色合い、そして透明感が、
自然に表現されています。
自然な美しさ
Since 2006, カンナム・ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。