前歯クラウンの再治療(やり直し)と矮小歯の削らないラミネートベニア|自然で調和の取れた審美修復
古い前歯のクラウンと矮小歯による審美的な不均衡を改善した症例です。
PFMクラウンによる歯茎の変色、根管治療後の炎症、さらに矮小歯の問題まで、
カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が、オールセラミッククラウンと削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアで自然に修復しました。
歯の審美治療で最も難しいのは、
既存のクラウンとラミネートベニアを自然に調和させることです。
今回の患者様は、以前に二本の前歯をPFMクラウンで治療していました。
金属を含むPFMクラウンは、時間が経つと歯茎が暗くなり、
光を透過しにくいため自然な見た目が損なわれ、
年月が経つほど人工的な印象が強くなります。
さらに大きな問題は、二本の前歯のうち一本で、根管治療を受けた部位に炎症が生じていたことです。
歯茎が暗く変色し、歯と歯の間が開いたことで、
全体的な印象が不自然になり、老けて見える状態でした。
また、左右の側切歯(前歯の隣の歯)は先天的な矮小歯であったため、
笑顔全体のバランスが崩れていました。
患者様は、前歯の根管治療の再治療(やり直し)後、
オールセラミッククラウンで再び修復し、
矮小歯には削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアを適用することにしました。
写真1~2 — 治療前の状態
前歯には隙間があり、側切歯は小さく、比率が合っていませんでした。
古いPFMクラウンにより歯茎が暗く、
審美的な調和がまったく取れていない状態でした。
写真3 — ワックスアップ精密診断
当初は、二本の前歯のクラウンのみを作り直す予定でした。
しかし、診断中に患者様から矮小歯の不均衡も改善したいとのご希望があり、
治療の途中で、削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアを追加する計画に変更しました。
写真4 — オールセラミッククラウン除去後
既存のPFMクラウンを除去すると、歯茎との境界部分の暗さが明らかに改善しました。
写真
5~7 — 治療後の結果
新しいオールセラミッククラウンと、左右の矮小歯に対する削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアが完成しました。
削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアとオールセラミッククラウンの色調と透明感を完璧に一致させる過程は非常に難しいものですが、
熟練したビルドアップ技術と経験により、自然で生き生きとした仕上がりを作ることができました。
患者様の笑顔は再び自然で健康的になり、
暗かった歯茎の色も徐々に改善し、明るい印象を取り戻しました。
結論
前歯の治療は、単に歯だけを治すのではなく、
笑顔のバランスと印象全体を修復する過程です。
特に古い金属製クラウンは、歯茎の変色や炎症を引き起こすため、
オールセラミッククラウンへの交換は、審美面だけでなく健康面でも欠かせません。
また、矮小歯のような小さな歯は、削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアで十分に調和するよう改善できます。
歯を削らずに形、色、比率を変え、
最も自然な仕上がりを作ることが、カンナム・ドリーム歯科の診療理念です。
カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長は、20年間ラミネートベニアと審美クラウンの臨床に注力しており、
『최소 삭제를 위한 라미네이트 임상』の著者であり、
ラミスタ・アカデミー(Lamista Academy)のディレクターとして活動しています。
❓Q&A
Q1. 古いPFMクラウンは必ず交換しなければなりませんか?
→ 時間が経つと歯茎の変色や金属ラインの露出など、審美的な問題が大きくなるため、
審美的な改善をご希望の場合は交換をおすすめします。
Q2. 削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアとクラウンを一緒に行うと、色が違って見えませんか?
→ そのとおりです。そのため、二つの材料の色と透明度を合わせる技術が重要です。
カンナム・ドリーム歯科では、同じビルドアップによるセラミックレイヤリング技法を用い、
天然歯との一体感を実現します。
Q3. 矮小歯は、矯正ではなくラミネートベニアでも改善できますか?
→ 可能です。歯の大きさと比率が小さい場合は、
削らない(ノンプレップ)ラミネートベニアで形を調整し、調和を整えることができます。
Q4. 根管治療後でもラミネートベニアは可能ですか?
→ 可能です。ただし、炎症の有無と歯の色の安定性を診断してから進める必要があります。
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。