コラム 再治療

ラミネート再治療、割れたラミネートから自然な笑顔へ

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。狎鴎亭ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長です。

今日は、ラミネート再治療によって新しい笑顔を取り戻したケースをご紹介したいと思います。

古いラミネートが割れ、色もくすんで形もおかしかったため、再治療を受けられた方のお話です。

以前のラミネート、1本が割れてしまいました

今回の患者さんは、以前に上下の前歯4本ずつにラミネートをされていました。

合計8本の前歯にラミネートを施した状態でした。

問題は、上の前歯1本が割れてしまい、再治療のために来院されたということです。

ラミネートが破折すると、そこから細菌が入り込み、審美性も損なわれてしまいます。

割れたことだけが問題ではありません

詳しく見てみると、割れたことだけが問題ではありませんでした。

色はくすんでおり、形もおかしな状態でした。

患者さんは「自然で明るい歯にしたかった」とおっしゃいました。

単に白いだけでなく、透明感と立体感のある自然な明るさを望んでいらっしゃいました。

検査してみると、名前はラミネートでもほとんどクラウンでした

既存のラミネートを検査してみて、本当に驚きました。

検査してみると、名前こそラミネートですが、実質はほぼクラウンでした。

ラミネートは歯を0.3〜0.5mm程度しか削らないものですが、この患者さんの歯ははるかに多く削られていました。

以前は、削除量で見ればほぼオールセラミッククラウンなのに、ラミネートだと説明していた歯科医院が一部にありました。

患者さんには「ラミネート」だと説明しながら、実際にはクラウンのように大きく削るケースがあったのです。

ラミネートの方がイメージが良いので、そう説明していたわけです。

しかし、これは患者さんを欺く行為です。

治療前、くすんで不自然なラミネート

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

写真1は、治療前の上顎(上の歯)の状態です。

色がくすんでいて、不透明です。

透明感がまったくなく、生気のない印象です。

形も画一的で単調です。

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

写真2は、治療前の下顎(下の歯)の状態です。

下の歯も上の歯と同様に、くすんでいて不自然です。

上下ともに、再治療が必要な状態でした。

ワックスアップで完璧に設計します

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療
ラミネート再治療、割れたラミネートから自然な笑顔へ — 写真4

写真3は、ワックスアップ精密診断の結果です。

治療後の姿をあらかじめ作ってみる過程です。

狎鴎亭ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長は、患者さんの顔の形、唇のライン、笑顔の曲線を分析しました。

歯の大きさ、比率、形を完璧に設計しました。

自然な形、明るい色、透明感のすべてを計画しました。

ワックスアップの模型をご覧になった患者さんは、「ようやく自然な歯を手に入れられそうだ」と喜んでいらっしゃいました。

ラミネートの除去、衝撃的な削除量

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

写真4は、ラミネート除去後の状態です。

既存のラミネートをレーザーで安全に除去しました。

そして、衝撃的な光景を目にしました。

削除量が、あまりにも多かったのです。

歯がまるで錐(きり)のように、尖った形に削られていました。

ラミネートでは0.3〜0.5mmしか削らないものですが、これは1.5〜2mm以上削られているようでした。

これは、オールセラミッククラウン並みの削除量です。

本当に痛ましい状況でした。

健康だった歯が、これほどまでに損なわれてしまうとは。

しかし、残された歯の構造を最大限に活用し、最善の結果を作ることにしました。

手作業のビルドアップで自然に製作します

狎鴎亭ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長は、手作業による多層ビルドアップ方式で新しいラミネートを製作しました。

何層ものセラミックを積み重ねて作る方式です。

内部には、デンティン(象牙質)色のコア層を作りました。

中間には、エナメル色の半透明層を重ねました。

歯の先端には、透明なセラミックを施しました。

表面には、細かなキャラクタライゼーション(個性表現)を施しました。

このように何層も積み重ねてこそ、天然歯のような透明感と立体感を作り出すことができます。

治療後、まったく新しい笑顔

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

写真5は、治療後の上下顎の状態です。

上下の歯すべてが、完璧に治療されました。

本当に驚くべき変化です。

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療
ラミネート再治療、割れたラミネートから自然な笑顔へ — 写真8

写真6、7は、上下顎の左右の状態です。

どの角度から見ても、自然で美しい仕上がりです。

写真8は、上顎のみを示した状態です。

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

上の歯が、明るく透明感があり、立体的な印象に変わりました。

前歯のラミネート再治療
前歯のラミネート再治療

写真9は、下顎のみを示した状態です。

下の歯も、上の歯と完璧に調和しています。

自然で明るくなりました

治療前と比較すると、まったく別世界です。

明るく透明感のある色

くすんで不透明だった色が、明るく澄んだ色に変わりました。

しかし、単に白いだけではありません。

透明感が生きているため、自然な印象です。

歯先の透明感が、美しく表現されています。

光が歯を通過しながら、やわらかく拡散します。

自然な形

画一的で単調だった形が、立体的でダイナミックな印象に変わりました。

それぞれの歯に、固有の特徴があります。

発育葉、表面の凹凸、微細なテクスチャーがすべて再現されています。

平面的ではなく、生命感が感じられます。

上下の完璧な調和

上の歯と下の歯が、完璧に調和しています。

色、形、大きさ、すべてのバランスが取れています。

笑顔全体が、美しく自然です。

20年のキャリア、狎鴎亭ドリーム歯科 パク・ジョンウク院長

私は狎鴎亭で20年間、審美治療を行ってきました。

数多くのラミネート再治療のケースを、成功裏に進めてきました。

ラミスタ・アカデミーで毎月、歯科医師の先生方に再治療の技法を講義しています。

国内初のラミネート教科書を出版しました。

このような難しい再治療のケースも、経験とノウハウによって成功裏に解決することができます。


よくある質問(Q&A)

Q1. ラミネートだと言われたのに、歯を大きく削られていた場合はどうすればよいですか。

A. すでに削られた歯を元に戻すことはできませんが、再治療によって自然な結果を作り出すことは可能です。レーザーで安全に除去し、残された歯の構造を最大限に活用して、新しいラミネートやクラウンを製作します。

Q2. 上下ともに再治療が必要ですか。

A. 上下ともに問題がある場合は、一緒に再治療するのが望ましいです。全体的な色の調和や形のバランスを合わせることができるため、より自然な結果が得られます。

Q3. 割れたラミネートを放置すると、どうなりますか。

A. 破折した部位から細菌が入り込み、二次う蝕が生じたり、歯がさらに損傷したりすることがあります。少しでも割れた場合は、すぐに歯科医院を受診し、再治療を受けることが重要です。


本記事は、狎鴎亭ドリーム歯科パク・ジョンウク院長の実際の臨床経験をもとに作成されています。20年間審美治療を行ってきており、ラミスタ・アカデミーで毎月、歯科医師の先生方にラミネートの技法を講義しています。国内初のラミネート教科書を出版しました。

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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