コラム 削らないラミネート

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。カンナム・ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。

ラミネートベニアは以前から誤って伝わっていたり、

誤解の多い治療の一つです。

特に2010年代初め頃、一部の歯科医院で、

あまりに無理なラミネートベニア治療が行われ、

まるでこの治療が矯正であるかのように「即席矯正」という表現で

説明されることが多かったため、

この治療に対する誤解が積み重なったようです。

ラミネートベニアが背負っている最大の汚名は、

歯を削りすぎてしみたり痛んだりし、

結局は神経治療まで必要になるというものです。

この部分は、オールセラミッククラウンとラミネートベニアという治療が混同され、

こうした汚名が生まれたようです。

特に一部の歯科医院で、オールセラミッククラウン、つまり歯を大きく削る方式の

審美治療を行いながらも、患者様にはほとんど歯を削らない

ラミネートベニア方式だと誤って説明していたことが、大きな要因ではないかと思います。

そのため、ラミネートベニアと聞くとすぐに副作用を思い浮かべるほど、

ラミネートベニアは議論の多い治療の一つとなっています。

しかし、きちんとした精密な診断と治療過程を経れば、

ラミネートベニアほど副作用の少ない治療も、そう多くはありません。

この方法で治療してはいけないケースにまで行うから、問題が起きるのです。

ラミネートベニアの副作用としては、

治療後の歯のしみ、歯茎の炎症、そして破折や脱離などが挙げられます。

ほとんどの副作用は歯の削合から始まるため、

ラミネートベニアの副作用を最小限にする方法は、

まさに歯を削る量を最小限にすることであり、

中でも削らないラミネートベニアが、最も副作用の少ない治療だといえます。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真1

正面から見ると歯並びも良く、

歯の先端は少し欠けているものの、

歯の形や色にもまったく問題は見られません。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真2
ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真3

しかし、このように横から見ると、

歯がかなりひどいオクニであることが分かります。

歯が内側に大きく傾いているのです。

こうなると、話したり笑ったりするときに歯があまり見えず、

不自然な印象になってしまいます。

このように歯並びが良く、歯が小さく、オクニである場合には、削らないラミネートベニアが可能です。

ここでもう一度強調したいのは、

すべての症例で削らないラミネートベニアができるわけではないということです。

通常、来院される患者様のうち、可能なのは10%前後です。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真4

目標は、このようにひどいオクニを外側に出すことで、

正常な歯並びを作ることです。

このように外側に出す必要があるため、削らなくても

ラミネートベニアが可能なのです。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真5

ワックスを用いて、

どのような結果になるか、あらかじめ作ってみます。

削らないラミネートベニアにおいて、このようにワックスを用いた精密診断は、

非常に重要な工程です。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真6

このようにワックスでできた診断用モデルを用いて、

レジンでどのような形に治療できるかを、

あらかじめ作ってみることができるため、

必ずワックスアップ精密診断の過程を経る必要があります。

こうした仮歯を用いて、患者様と治療結果についてあらかじめ相談します。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真7
ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真8

ラミネートベニアを接着する前に、

歯に載せて形を確認します。

ご覧の通り、オクニが完全に解決していることが分かります。

歯が大きく外側に出て、

歯の形と色もはるかに良くなります。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真9

削らないラミネートベニアが完成しました。

歯は以前よりもはるかにきれいで明るくなりました。

それでいて、若々しい歯の象徴であり、美しい歯に欠かせない要素である

透明感がしっかりと備わり、

歯の立体感も生きているため、

ラミネートベニアの副作用もなく、

自然でありながら美しい仕上がりです。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真10
ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真11

どの角度から見ても、

ラミネートベニアをしているのか、それとも天然歯なのか、

見分けがつかないほど自然に治療が仕上がっており、

ラミネートベニアの副作用もなく、

自然でありながら、とても美しい歯になりました。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真12

横から見ると、このようにオクニが完全に改善されているのが確認できます。

ラミネートベニアの副作用を最小限にできる、削らないラミネートベニア — 写真13

天然歯の透明感と形は保ちながら、

歯は一本も削ることなく、

オクニを改善することができました。

Since 2006, カンナム・ドリーム歯科

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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