レジン変色のラミネートベニア、工場型の機械ではなく'手'の先で仕上げる名品との違い
こんにちは。狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科代表院長、パク・ジョンウクです。
私はソウル大学校歯科大学を卒業し、ソウル大学校病院で研修を受けた歯科保存科の専門医です。
狎鴎亭洞(アックジョンドン)の同じ場所で20年間、ラミネートベニアを専門的に診療しています。
この5月には、これまでの臨床経験とノウハウを集大成した韓国初のラミネートベニア専門教科書を出版しました。
最近は「ラミスタ・アカデミー」を通じて同僚の歯科医師の先生方にラミネートベニアの講義を行い、忙しい日々を送っています。
今日は20代後半の女性の前歯の再治療症例を通じて、
なぜラミネートベニアが「単なる施術」ではなく「芸術作品」であるべきなのかをお話ししたいと思います。
単純な「機械式」vs 深みの違う「ハンドメイド」
本格的な症例をご覧いただく前に、必ず知っておいていただきたいことがあります。
世の中には、さまざまな華やかな名前を掲げたラミネートベニアが数多くあります。
名前は違っても、実際には一色のセラミックブロックを機械で削り出すだけの単純な方式(即日仕上げ)であることが多いのです。
しかし、私たちの歯はたった一色でできているわけではありません。
私たちカンナム・ドリーム歯科のラミネートベニアは
熟練した歯科技工士が手作業でさまざまなセラミックを一層一層積み重ねる(ビルドアップ)方式にこだわっています。
はるかに難易度の高い技術で、時間もかかりますが、
仕上がりの深みと自然さは、機械で作り出したものとは比較になりません。
[Case Study] レジンの変色と矮小歯、そして小さな顔
今日ご紹介する患者様は、20代後半の美しい女性です。
顔がとても小さいのに対して、歯の形や比率が少し惜しい状態でした。
以前、側切歯(前歯の隣の歯)が小さかったためレジン治療を受けられており、
前歯の間の虫歯のため、そこもレジンで詰めた状態でした。
時間が経つにつれてレジンが変色してまだらになり、歯の形もきれいではありませんでした。
患者様のご要望は明確でした。
「今までのレジンを全部取り除いて、私の小さな顔に合わせて歯がもう少しこぢんまりときれいに見えるようにしたいです」
[写真1] 治療前のお姿
まず治療前の写真です。一見問題なさそうに見えますが、よく見ると歯の表面がまだらで、くすんだ印象を受けます。
小さな顔に対して、歯が詰まって見える印象もあります。
[写真2] レジン治療部位の表示
表示された部分をご覧いただくと、以前治療したレジンが変色し、境界がはっきりと見えています。
前歯の間の虫歯治療の跡も、審美性を損なう主な原因です。
院長自らが行う「精密分析」と「診断」
[写真3] 歯の分析過程
成功するラミネートベニアの出発点は、正確な分析です。
カウンセリング担当ではなく、代表院長である私自身が直接、歯の比率、歯茎のライン、顔とのバランスを分析します。
20年の経験と「審美眼」が最も光る瞬間です。
[写真4] ワックスアップ精密診断
分析結果をもとに、あらかじめワックスで歯の模型を作ってみる過程です。
これを「ワックスアップ精密診断」と呼びます。
私が執筆した教科書でも最も強調している部分であり、
私の講義を受講する多くの院長先生方が学ぼうと努力する核心的な過程です。
建物を建てる前に設計図を描くのと同じです。この過程を経ずにいきなり歯を削るのは危険です。
とにかく削らないほうがよいのでしょうか?
[写真5] 歯の切削後の様子
歯を整えた(切削した)後の様子です。
最近「削らない」「0.1mm切削」といった広告をよく見かけます。
しかし、患者様の状態を無視してとにかく削らないことが、本当に正解なのでしょうか?
それは論理的ではありません。
この患者様の場合:
既存のレジンと虫歯の範囲が広く、きれいに除去する必要があり、
歯のサイズを小さくして小さな顔と調和させる必要があったため
一般的なケースよりも、やや多くの切削量が必要でした。
切削は「最小限」にすることが目的ではなく、「完璧な結果」のために必要な分だけ正確に行うことが重要です。
これこそが本当の専門家の判断です。
ハンドメイドレイヤリングの結晶
[写真6、7、8] 治療後のお姿
ついに完成したお姿です。いかがでしょうか?単に白いだけの歯ではありません。
透明感:歯の先端部分の澄んだ印象
色合い:天然歯のようにほのかに滲み出るグラデーション
立体感:光が反射する時の質感
これらすべては、機械で削る方式では実現しにくいものです。
職人の精神で一針一針レイヤリング(積層)したからこそ可能な仕上がりです。
患者様の小さな顔にもとてもよく似合う、上品で自然な笑顔が完成しました。
結論
ラミネートベニアは、単なる工業製品のショッピングではありません。
自分の顔に一生残る作品を作り上げる過程です。
華やかなマーケティング用語や短い施術時間に惑わされるよりも、
誰がどのような哲学を持ち、どのような方式で作るのかを、必ず確認していただきたいと思います。
狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科は、時間がかかっても、
ハンドメイドのビルドアップ方式を通じて、世界に一つだけのあなただけの歯をデザインします。
💡 ラミネートベニア Q&A ベスト5
Q1. ラミネートベニアの寿命はどのくらいですか?
A. ケアの状態によって異なりますが、精密に製作・接着されたラミネートベニアは、一般的に10〜15年以上健康にお使いいただけます。
咬み合わせの管理と定期検診が鍵となります。
Q2. レジン治療を受けた歯でもラミネートベニアは可能ですか?
A. はい、可能です。むしろ変色したレジンは審美的に良くなく、二次虫歯の懸念もあるため、
既存のレジンをきれいに除去してラミネートベニアに交換するほうが、歯の健康と審美性の両方にとって有利です。
Q3. 歯を削ると、しみたりしませんか?
A. 神経まで傷つけないよう精密に削り、保護膜処理を行うため、しみる症状はほとんどが一時的なものです。
カンナム・ドリーム歯科は保存科専門医として、歯の神経を最大限に保護する範囲内で施術します。
Q4. 機械で削るものとハンドメイドの最も大きな違いは何ですか?
A. 「自然さ」です。機械(CAD/CAM)方式は単色のブロックを削るため、くすんで見えることがありますが、
ハンドメイドのビルドアップは、複数の色のパウダーを層状に重ねて焼き上げるため、本物の歯のような奥行きのある透明感と色合いを表現できます。
Q5. ラミネートベニア後は硬い食べ物を避けるべきですか?
A. 前歯はもともと、ラミネートベニアの有無にかかわらず、果物の種やカニの殻など非常に硬い食べ物を噛むための道具ではありません。
普段の食事はまったく問題ありませんが、前歯で硬いものを噛む習慣にだけ気をつけていただければ大丈夫です。
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。