コラム 再治療

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。

最近のラミネートベニアは、ほとんどがコンピューターによってデザインされ、

加工される方式で製作されています。

コンピューターがデザインすると聞くと、何となく最新技術のようで良さそうに思えますが、

美的な領域では、まだコンピューターよりも人の手によるもののほうが評価されているように、

審美的な前歯ラミネートベニア治療でも、

コンピューターでデザイン・加工される方式は、

審美性よりも製作の簡便さやコスト削減、そして大量生産のために使われることのほうが多いのです。

通常、この方式は「即日方式」とも呼ばれます。

とても早く製作できることからこの名前がつきました。

ちょうどSPAブランドの服とハイブランドの服の違いのように、

同じデザインを大量に、早く、そして安価に作れるのが、

コンピューターで作る即日方式だと言えます。

ハイブランド品は職人の手によって作られます。

同じように、自然で美しいラミネートベニアは、

優れた歯科技工士によってハンドメイド方式で作られます。

ハンドメイド方式はまず優れた人材が必要で、

多くの時間がかかり、

人材+時間は結局コストと結びつきます。

コンピューターによって作られる即日方式は、

宣伝目的でさまざまな名前がつけられるようになりました。

まるでラミネートベニア治療とは別のもののように誇張して宣伝するケースをよく見かけますが、

即日方式はほとんどの場合、製作に使うコンピューターとソフトウェア、そして材料まで、

ほぼすべて同じであるため、かえって差別化ができず、名前だけを凝らしているようです。

即日方式で治療を受けた後、審美的な不満から再治療を行うことになったケースを見ていきましょう。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真1

即日方式で作られたラミネートベニアです。

即日方式の特徴は、

歯全体が同じ色であること、

歯の形に立体感や天然歯のような質感がないこと、

ほとんどの場合不透明で、過度に白く作られていること、

歯の切削をある程度以上行わないと製作できないため、ハンドメイド方式に比べて切削量が多いこと、

このように考えることができます。

あまりに不自然に仕上がっていたため、再治療のためにご来院されました。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真2

審美は個人の好みが反映されるものなので、

このような形の歯を好まれる方もいらっしゃいます。

ただ、私どもドリーム歯科が目指す方向とは少し異なります。

天然歯の質感がしっかりと感じられながら、

美しい歯を追求しているのですが、

天然歯の質感というのは、

形における立体感と、

さまざまな色の表現、そして透明感が生きている歯のことです。

上記の歯は単一色で不透明な歯であるうえに、

左右対称性や一貫性さえもない状態でした。

再治療のための準備に入ります。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真3
即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真4
即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真5
即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真6
即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真7
即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真8

再治療に先立ち、

現在の歯の状態についての診断と、

治療計画を立てます。

この過程をワックスアップによる精密診断と呼びます。

現在の歯の比率と顔とのバランス、話したり笑ったりするときに見える歯の量などを測定し、

これをどのように改善するかについて、

ワックスを使って歯を作ってみる過程です。

すべてのラミネートベニア治療で必須であり、

再治療でも同様に必須です。

次に再治療のためにラミネートベニアを除去する必要があります。

きちんと治療されたラミネートベニアほど除去が難しくなります。

歯の色と似ているため区別が難しく、

一般的な方法で削って除去しようとすると、

歯へのダメージが生じやすくなります。

レーザーを使って除去すれば、歯へのダメージを最小限に抑えられます。

関連する内容は下記のリンクをご参照ください。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真9

再治療のためにラミネートベニアを除去した状態です。

まず即日方式の中では、

それでも切削量が多いほうではありませんでした。

一般的にはこれよりもはるかに多く削られることが多いです。

もちろん上の写真もハンドメイド方式に比べれば、

はるかに多く削られている状態です。

私も即日方式のための設備を備えてはいますが、

さまざまなテストと検証を重ねた結果、

前歯の審美治療、すなわちラミネートベニアに使うには不十分だと判断し、

前歯には使用していません。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真10

ラミネートベニアの再治療が完了しました。

私が申し上げている「自然な印象」がどのようなものか、感じていただけると思います。

歯全体を単一色で不透明に作ることは、とても簡単なことです。

天然歯は部位ごとに色味が非常に多様です。

明るい部分、暗い部分、黄色みを帯びた部分もあれば、

透明感もあり、多様な表現が必要になります。

こうした表現は一度でできるものではなく、

何層にも積み重ねてこそ可能になります。

一層積み重ねるたびに、陶器を焼くように高温で処理する必要があります。

そのため時間も多くかかることになりますが、

一層一層積み重ねる作業もまた、専門のセラミストにしかできない高難度の作業です。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真11

歯にははっきりとした立体感があります。

天然歯の特徴が、

自然な立体感なのです。

再治療前の形と比べると、明らかな違いが分かります。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真12

再治療後は歯の表面の質感まで、すべて表現されています。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真13

上下の歯すべて自然に再治療が完了しました。

即日方式の不自然なラミネートベニアを自然に再治療 — 写真14

自然な美しさ

Since 2006, ドリーム歯科

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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