コラム ブラックトライアングル

60代女性の前歯のブラックトライアングルをラミネートベニアで自然に解決した症例

文 · パク・ジョンウク院長(歯科保存科の専門医) 公開

こんにちは。狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科院長です。

20年間ラミネートベニア治療を専門に行ってきた中で、最も多いご相談の一つがブラックトライアングルです。

特に50代以降の中高年の患者様から「前歯の間が空いて見える」「食べ物がよく挟まる」といったお悩みをよくお聞きします。

今日は、60代女性患者様の前歯のブラックトライアングルをラミネートベニアで治療した実際の症例をご紹介します。

単に隙間を埋めるだけではなく、なぜ精密診断が重要なのか、そして自然な審美治療のためにどのような過程を経るのかを詳しくお伝えします。


治療前:ブラックトライアングルができた理由

[写真1 - 治療前]

ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院

今回の患者様は60代女性で、もともと歯の形が三角形に近いケースでした。若い頃は歯茎が歯を十分に覆っていて問題はありませんでしたが、年齢とともに自然に歯茎が下がる歯肉退縮が起こり、その結果、前歯の間に黒い三角形の隙間、つまりブラックトライアングルが形成されました。

多くの方が「レジンで簡単に埋めればいいのでは?」と質問されますが、この患者様の場合は:

歯全体の色が黄色く変色していたこと

歯の摩耗による長さの減少

全体的な歯の形の老化

このような複合的な審美的問題があったため、単純なレジン治療よりも前歯のラミネートベニアによる総合的な改善が必要でした。


最も重要な過程:精密診断とワックスアップ

[写真2、3、4、5 - ワックスアップ精密診断の過程]

ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院
60代女性の前歯のブラックトライアングルをラミネートベニアで自然に解決した症例 — 写真3
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療のために来院
60代女性の前歯のブラックトライアングルをラミネートベニアで自然に解決した症例 — 写真5

私がラミスタ・アカデミーで歯科医師の先生方に講義する際、いつも強調しているのが「診断こそが治療の質を決める」という点です。

ワックスアップ(Wax-up)精密診断の過程は、ラミネートベニア治療の成否を左右します。

顔とのバランス分析:患者様の顔の形、唇のライン、スマイルラインを考慮

歯の比率設計:最適な比率に合わせて前歯の幅と長さを計算

ワックスモデル製作:治療後の見た目をワックスで事前に作りシミュレーション

患者様確認の過程:実際に口の中に仮に装着して最終確認

この過程を経ることで、ブラックトライアングルをどれだけ埋めるか、歯をどれだけ長くするか、どんな形が最も自然かを正確に把握できます。

精密な診断なしには、きちんとした治療は不可能です。これが、私が出版したラミネートベニア専門の教科書でも最初の章で取り上げた理由です。


治療結果:自然さこそが答えです

[写真6、7、8 - 治療完了]

ブラックトライアングルのラミネートベニア治療
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療
ブラックトライアングルのラミネートベニア治療

最終的な結果をご覧いただくと、ブラックトライアングルが完全に解決され、何より非常に自然であることが確認できます。

カンナム・ドリーム歯科ならではの違い

最近はワンデーラミネートベニアや工場型歯科医院が増え、CAD/CAM方式で速く安価に製作する医院が多くなりました。しかし、こうした方式には次のような特徴があります。

単一のセラミック材料のみを使用

白くて不透明な仕上がり

画一的な形

「歯の治療をしたことが分かってしまう」という欠点

一方、狎鴎亭(アックジョン)のカンナム・ドリーム歯科のラミネートベニアはハンドメイドビルドアップ方式です。

✅ 多層セラミック積層技法

複数の種類のセラミックを何層にも重ね、天然歯のような透明感を表現

エナメル質と象牙質の色調を再現

✅ 最小限の切削の原則

精密診断を通じて、本当に必要な分だけ歯を削る

健康な歯の組織を最大限保存

✅ 立体的な形の再現

表面の細かな質感まで再現

光の反射まで考慮した自然な曲線

時間はより多くかかり、少量生産で、製作費用もかさみます。しかし「自然で美しい歯」という当院の理念を守るために、妥協しません。


結論:ブラックトライアングルをきちんと治療するには

前歯のブラックトライアングルは、単に隙間を埋める問題ではありません。

患者様の顔立ち、年齢、歯の状態を総合的に考慮した精密診断が先に行われるべきであり、

その診断をもとに自然な審美性を実現する必要があります。

20年間ラミネートベニアのみを専門としてきた私は、毎月ラミスタ・アカデミーで全国の歯科医師の先生方にこうした理念と技術を伝えています。今年出版した韓国初のラミネートベニア専門教科書がベストセラーになった理由も、こうした誠実さが伝わったからだと考えています。

ブラックトライアングルでお悩みでしたら、速くて安いところよりも、精密で自然な治療を行うところを選ばれることをおすすめします。


Q&A:よくある質問

Q1. ブラックトライアングルはレジンで治療できませんか?

A. 可能です。ただし、レジンは変色が早く、歯全体の色や形の問題は解決できません。総合的な審美改善が必要な場合は、ラミネートベニアのほうが適しています。

Q2. ラミネートベニアの施術では歯を大きく削りますか?

A. カンナム・ドリーム歯科では精密診断を通じて最小限の切削の原則を守ります。不要な切削を最小限に抑えながら、自然な結果を作ります。

Q3. ワンデーラミネートベニアとはどう違いますか?

A. ワンデーはCAD/CAMで素早く製作しますが、単一材料のため不透明で不自然になりやすい面があります。当院ではハンドメイドビルドアップで多層のセラミックを重ね、透明感と自然さを実現します。

Q4. 治療期間はどのくらいかかりますか?

A. 精密診断からワックスアップ、最終装着まで、通常2〜3週間ほどかかります。自然な結果のためには十分な時間が必要です。

Q5. カンナムでラミネートベニアの評判が良いところをどう探せばいいですか?

A. 院長の経歴、実際の症例写真、精密診断の過程の有無、そしてハンドメイド製作かどうかを確認してください。20年の経歴と教科書執筆の経歴は、専門性の確かな指標です。

この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。

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