美しいバランスのための前歯ラミネートベニア治療
こんにちは。ドリーム歯科院長のパク・ジョンウクです。
歯の審美的な要素は実にさまざまです。
まず大きく見ると、顔と歯の位置関係が挙げられます。
突出の程度や傾きを確認する必要があります。
顔全体を確認する必要があるため、顔写真は欠かせません。
次に、歯の比率(バランス)です。
歯の比率は、歯と歯の間の比率と、
前歯の長さと幅の比率、そして対称性から成り立っています。
どの比率が正解だとは言い切れませんが、
おおむね、歯科医師も一般の方も満足できるような比率に整えていくことが重要です。
そのほかにも、歯の立体感、多様な色味と透明感、歯と歯の接触点の位置と長さ、歯の先端の開き具合、
歯茎との調和など、さまざまな部分を考慮する必要があります。
今日お伝えしたいのは、比率(バランス)についてです。
顔との関係を除けば、
歯の審美は比率から始まると言えます。
他の細かい部分とは違い、
比率は、遠くからでも近くからでも最も早く目に入る部分だからです。
前歯のラミネートベニア治療では、この比率をどうするかについて、
計画を立てることが、治療前の計画で非常に重要です。
この写真を見ると、
歯科医師でなくても、前歯が隣の歯、つまり側切歯に比べて大きすぎると感じるはずです。
私たちが見慣れた比率ではないということです。
前歯の実際の幅が過度に大きくなくても、
隣の歯に比べて相対的に大きい場合には、
目にはその2本の歯がかなり大きく見えてしまいます。
このような場合、審美的な目的のためには、
矯正やほかの方法では治療できず、
ラミネートでしか治療できません。
現在の歯の比率を測定してみました。
多くの歯科医師は「黄金比」にこだわりがちです。
一般的に1:1.6程度を黄金比とみなします。
この比率を何とか歯に当てはめようとするあまり、
正面から見たときに見える歯の量を計算する際、
前歯が1.6であれば側切歯が1になるようにすることが、
黄金比だから最も美しいと主張されがちです。
しかし、この理論はすでに2000年代に入って以降、審美治療を手がける多くの歯科医師の間で
支持されなくなっている理論です。
黄金比はさまざまな分野で使われています。デザインや建築など、視覚的な安定感を与える分野で
基準として用いられますが、これが歯にそのまま当てはまるわけではありません。
私が上で示した方法は、2010年代に登場した比率の測定法です。
上記の方法で黄金比に換算すると、
62.5%という数値になります。
上の写真は、ほぼ黄金比に一致する状況ですが、
誰もこの写真を見て、美しい歯の比率だとは思わないでしょう。
患者様も、前歯が大きすぎて隣の歯が相対的に小さく見えることを気にされ、治療を希望されました。
結論から申し上げますと、
今も多くの歯科医院や歯科医師が前歯のラミネートベニア治療で黄金比を語りますが、
その理論はすでに支持されなくなっており、
顔の形や人種に応じて最適な比率を見つけ、
それに基づいて前歯のラミネートベニア治療を計画・実施すべきだということです。
すべてのケースで、前歯のラミネートベニア治療によって理想的な比率にできるわけではありません。
歯の長さと縦の比率、歯と歯の間の比率、そして対称性は、
歯だけでなく骨格や歯列弓とも関係しているため、
与えられた条件の中で最善の結果を作り出すことが最も重要です。
計画に沿って前歯のラミネートベニア治療を進めます。
前歯2本は小さくする必要があり、
他の歯は大きくする必要があるため、
前歯2本は基本的なラミネート用の切削を行い、
他の歯はわずかに削るか、
削らない(ノンプレップ)方針で治療を進めます。
美しい比率に整えるための、
前歯のラミネートベニア治療が完了しました。
写真からも劇的に改善されたことが確認できます。
歯と歯の間の比率も良くなり、
長さも長くなって、すっきりとした印象になりました。
色味と透明感は、ワンデー方式では実現できない自然な美しさを表現しています。
当院ドリーム歯科は、人工的な前歯ラミネートベニアではなく、
自然な仕上がりを何よりも重視しながら、
歯の健康と美しさを同時に満たせる治療を行っています。
これに関する内容は、下記のリンクをご参照ください。
自然な美しさ
Since 2006, ドリーム歯科
この記事は、カンナム・ドリーム歯科のパク・ジョンウク院長が診療室で書いた臨床記録で、原文は院長のブログに掲載されたものです。掲載写真は院長が施術した実際の症例です。治療結果は患者様お一人おひとりの状態により異なり、いかなる施術にも個人差や副作用の可能性があります。